回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社電装工業
成果切断・圧着の作業時間(5千本あたり) 19時間→6.1時間
| 事業者名 | 株式会社電装工業 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,接合・実装 |
| 従業員数 | 28人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 2003年 |
弊社はフォークリフトやハイブリッド建機などの産業機器向けのハーネス(電線加工品)を主体に製造している。産業機器は自動車のような大量生産ではなく、類似・改良型の機種が多い。近年は産業機器の使用環境の変化から顧客の防水処理ニーズが増大し、手作業による防水栓取付けと後工程の端子圧着がボトルネックとなっていた。
抱えていた課題
やったこと
防水栓取付け機能付きの全自動両端圧着機を導入し、電線の切断、防水栓の挿入、端子の圧着を一貫して行えるようにした。防水栓は購入時に油が塗られており、通常の電線には油量が多く耐圧電線には少ないため、購入した防水栓の油を一旦洗い落とし、使用電線に応じて2種類の油量を付けた防水栓を準備して切断することにした。導入後は装置での実践テストで100本あたり340秒前後の結果が得られ、1本あたり約3.4秒となり、5千本で約4.7時間となった。これは目標設定値の6.1時間を上回る成果である。導入装置の対応線径は0.15~2.5mmとなった。
| 加工機 | 全自動両端圧着機(防水栓取付け機能付き) |
|---|
新しい製品・サービス:半導体製造装置向けのケーブル製造販売への参入
ボトルネックだった防水加工と端子圧着の工程が自動化され、作業時間が大幅に短縮され、人員を新たに投入せずに増加した受注に対応できる体制になった。防水栓の取付けと圧着が一貫して行えることで作業工程が安定し、検査工程にも余裕が生まれ、品質向上につながった。切断可能な線径も拡大し、新規顧客開拓や新商品開発が活性化して全社の受注増加にもつながっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存のフォークリフト向けハーネス事業の延長として防水処理の自動化を位置付けており、過去事業との一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置づけの明文は薄い。
防水ニーズ増大やフォークリフト等の産業機器向け強み(多様な電線径対応)に触れ、半導体製造機器用ケーブルへの参入も示されている。
防水栓挿入417分・圧着225分が課題と数値で示され、導入後は約6.1時間、売上が導入前比156〜160と成果も数字で示されている。
目標6.1時間に対し実測約4.7時間と上回ったこと、1.3日・11,951円への削減目標、年間約230万円の効果が数字で示されている。
従業員28人の記載と人員体制の最適化に触れるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な記述はわずかにうかがえる程度。
顧客からの防水処理ニーズ増大、受注増加への対応、新規顧客対応力の向上など、顧客ニーズと選ばれる理由が具体的に読み取れる。
防水栓の油量対応の準備方法や、半導体機器用ケーブルへの事業拡大の方向性は記載があるが、遂行スケジュールは明示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
防水栓付きハーネスの高付加価値化に触れるが、同分野での普及度や高価格化の水準を示す記述は乏しい。
半導体国内自給率27%に触れ、半導体製造機器用ケーブル事業を通じた国内自給率向上と「ものづくり大国日本」への寄与が述べられている。
投資に対し年間約230万円の人件費効果、作業時間の約19時間から約6.1時間への削減、売上増加が数字で示され費用対効果が読み取れる。
自動化による品質向上と新分野参入は読み取れるが、デジタル技術やサプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は具体的に書かれていない。
半導体製造機器用ケーブルへの参入という成長分野への進出が書かれているが、日本経済の構造転換への言及は限定的。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
既存の産業用車両向けワイヤーハーネスの強みを活かし、半導体製造機器用ケーブルの製造販売に参入して事業を拡大する。半導体製造機器に代表される製造設備機器の配線・部材事業に参入し、日本の半導体自給率の増加と「ものづくり大国日本」の再興に寄与したいとしている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%
小ロット・多品種・短納期の要求に応えるため、曲げ加工の対応力を強化する目的で高性能プレスブレーキ(デュアルドライブプレスブレーキ)を導入し…
効果:曲げ加工担当者数 3人→2人