多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
有限会社瀬木鋳造所
成果強度試験で硬さは規格値内の184(HBW)であった。
| 事業者名 | 有限会社瀬木鋳造所 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 桑名市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 鋳造 |
| 従業員数 | 21人 |
| 資本金 | 300万円 |
真空ポンプは空気の流れを利用してほぼ真空状態を作り、吐出すればコンプレッサーの役目も果たすことから注目されており、将来の市場規模は拡大すると見込まれている。その心臓部であるシャフトは、海外製品との差別化が求められていた。
抱えていた課題
やったこと
鋳造品の材質面の目標として、黒鉛粒数を2倍に増やして強度を上げること、フェライト地とパーライト地の比率のバランスをとることを設定した。フラン樹脂自硬性造型法で模型から鋳型を製作し、球状化剤、接種剤に加えてビスマルクを添加し、JIS規格FCD500相当の材質でローター一体型シャフトを鋳込んだ。比較用に2種類のシャフトも製造し、成分分析用と組織解析用のテストピースも同時に鋳込んだ。鋳造品は大型バンドソーと精密切断機で切断して樹脂に埋め込み、研磨後に球状化解析装置で組織を解析し、発光分光分析装置で溶湯成分のばらつきを確認した。ポンプメーカーに加工を依頼し、硬度と切削性を評価してもらった。
新しい製品・サービス:ローター一体型の高強度・高延性な球状黒鉛鋳鉄製シャフト(FCD500相当)
強度と延性を兼ね備えた球状黒鉛鋳鉄の製造技術を確立し、ローター一体型シャフトを製作できた。強度は実現したが黒鉛粒数の2倍増大は達成できなかった。ポンプメーカーの評価では、切削性やバランスが良く欠陥がないと高評価を得て、海外製品に対して品質面で優位に立てた。今後は販売強化と量産体制の構築に取り組んでいる。
現在はローター一体型シャフトの量産体制の構築に向け改良を続けており、主力取引先に加えて新規顧客開拓にも力を入れ、ローターシャフト分野での販売強化を図りたいとしている。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃