回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
オカネツ工業株式会社
成果加工時間はおおよそ半分に短縮した。
| 事業者名 | オカネツ工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 岡山市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 244人 |
| 資本金 | 7,000万円 |
| 設立 | 1964年 |
オカネツ工業は祖業の熱処理を基盤に、歯車の加工やトランスミッションの組み立てへ事業を広げてきた。自社ブランドの耕運機や除雪機なども展開している。農業機械メーカーなどからの部品受注が拡大しており、ユーティリティービークル車の需要も増加が予想されている。
抱えていた課題
やったこと
6工程の作業を1台に集約できる複合加工機械を導入し、デフケースの加工を切り替えた。加工対象物の脱着を行う専用ロボットも導入し、社員が付け替える手間を省いた。センサーを付けたロボットが加工対象物の形状から不良品を認識する仕組みを導入した。加工機械への装着もチャックの形状を改良し、加工精度の向上につなげた。
| 加工機 | 複合加工機 |
|---|---|
| ロボット | 加工対象物の脱着用ロボット(センサー付き、不良品認識機能あり) |
6工程を1台に集約した複合加工機の導入で加工時間はおおよそ半分に短縮した。ロボット導入により社員が付け替える手間が省かれ、2人の交代での張り付きも不要になった。不良品の自動認識により品質の安定も図られている。今回の設備導入で年7万5000個の生産体制が整い、将来は年11万個への拡大を目指している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
祖業の熱処理から歯車・トランスミッション組立へ事業を拡大してきた経緯が書かれ、デフユニット生産への一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
中国地方で数えるほどしかない高い金属加工技術や、ユーティリティービークル車の需要増加が書かれ、強みと外部環境に触れている。ただし競争優位の説明は限定的。
デフケース加工の6台6工程が生産性の長年の課題とされ、1台の複合加工機への集約で加工時間がおおよそ半分になったと具体的に書かれている。
年7万5000個の生産体制が整い、将来は年11万個へ増やす目標が数字で示されている。ただし付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
2人の社員が交代で24時間張り付いていた体制が省かれたと書かれるが、補助事業を遂行する人材や事務処理能力については記載がない。
UV向けデフユニットの需要増加や、レジャー・軽作業用としてのユーティリティービークル車の利用拡大が、ターゲットとニーズの裏付けとして書かれている。
複合加工機導入とロボットによる脱着、センサー付きロボットによる不良品認識など課題解決の手段は書かれているが、中長期のスケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
デフユニットは生産できる企業が中国地方で数えるほどしかないと書かれ、高い金属加工技術による希少性は読み取れるが、高付加価値化・高価格化の数値は示されていない。
農業機械メーカーや米国の受注拡大、売上高100億円の目標が書かれるが、国が補助する積極的理由は記載されていない。
加工時間が半分になり年7万5000個の体制が整ったと書かれるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は示されていない。
センサーを付けたロボットが加工対象物の形状から不良品を認識する仕組みが導入されたと書かれ、先端技術の活用はうかがえるが、地域やサプライチェーンへの貢献は限定的。
公開されている事例からは読み取れません。
岡山県の企業として地域に根差した事業展開がうかがえるが、地域の特性を活かした雇用創出や経済成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
自社製品の販売促進と、農業機械メーカーなどからの部品受注拡大により、売上高100億円を目指す方針。
自動で加工できるようになった
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
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