ものづくり補助金平成25年度製造業青森県

パイプベンダー更新による舶用配管製作の高度化と市場拡大

千陽工業有限会社

成果曲げ加工の作業時間 100%(従来=100)→66.7%(従来=100)

この事例のポイント

  • 船舶の設備効率化やコンパクト化に応えるため、小尺・長尺物の加工に対応する必要があった。
  • 最新型のパイプベンダーを導入し、曲げ加工を自社で行えるようにした。
  • 曲げ加工の作業時間 100%(従来=100)→66.7%(従来=100)。新しいパイプベンダーの導入により、従来の機械より精度とスピードが向上し、入力した角度に近い加工が行えるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名千陽工業有限会社
所在地青森県 八戸市
業種輸送用機械器具製造業
従業員数15人
資本金500万円
設立1988年

事業の背景

当社は昭和63年の創業以来、漁船を中心に水配管、油配管、蒸気配管、冷蔵庫用冷媒配管などの船舶用配管を、材料選定から加工、組み立て、最終検査まで一貫して製造・施工している。主に東日本沿岸地域の造船会社から受注している。船舶の大型化や設備の効率化、コンパクト化が進み、配管製作では造船会社から短納期が求められている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力船舶の設備効率化やコンパクト化に応えるため、小尺・長尺物の加工に対応する必要があった。
  • 納期・工程造船会社から短納期を求められていた。
  • 生産能力製造依頼の全てを受けることが難しく、受注できる仕事量に限りがあった。

やったこと

最新型のパイプベンダーを導入し、曲げ加工を自社で行えるようにした。パイプベンダーは金属パイプを曲げる機械で、リンク機構のフランプ方式により確実に曲げ加工を行える。曲げ角度をタッチパネルに入力でき、曲げ条件に応じた多数の曲げ角度を記憶できる。対応するパイプ径は17mmから60mmまでである。曲げ加工によって溶接箇所を減らし、強度を確保できるようにした。

事業の効果

  • 曲げ加工の作業時間 100%(従来=100)→66.7%(従来=100)

新しいパイプベンダーの導入により、従来の機械より精度とスピードが向上し、入力した角度に近い加工が行えるようになった。曲げ加工の作業時間は従来の3分の2に短縮され、人件費の削減も可能になった。手作業より精度が上がったため、顧客の細かな要望にも応えやすくなった。自社で曲げ加工を行えるようになり、低コスト・短納期での提供が実現し、受注できる仕事量も拡大して売上が増えた。

今後の展望

多様な材質(パイプ、鉄、ステンレス、アルミニウム、銅など)の加工が可能という強みを活かし、既存受注の拡大と新規顧客の開拓を目指す。食品、燃料、製紙、空調などの新規分野を開拓し、船舶以外の製作分野へ進出するため、ビジネスマッチングや展示会に積極的に参加する。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。