自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社浅利研究所
成果熱歪み(対照区比) 1倍→0.25倍
| 事業者名 | 株式会社浅利研究所 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 八戸市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装 |
当社は青森県八戸市で、イカ釣針部品の製造機械を自社開発してきた。1983年以降はその技術を活用し、各種自動機や省力機の設計・製作を行っている。近年は食肉加工機械の設計・製作に注力しており、衛生面保持のため耐食性材料、無菌状態の確保、故障時の迅速な修理対応が求められている。
抱えていた課題
やったこと
ハンドトーチ型レーザ溶接機を導入した。この装置はファイバーレーザとプラズマアークをハイブリッド化した溶接装置で、平均300W、ピーク3000Wの高出力により各種金属の重ね溶接や金型補修ができる。従来のTIGアーク溶接機では困難だった薄い板金部品や精密板金にも、自由度の高い手溶接を行える。既存設備と導入設備でテスト加工を行い、青森県産業技術センター八戸地域研究所に歪み検査、強度検査、溶接断面検査を依頼した。歪み検査では板厚0.3mmの試験区の歪み測定値が対照区の約1/4で、熱歪みが少なかった。強度検査の精密万能試験機による引張試験では、全試験片で試験区の接合強度が約2倍だった。溶接断面検査では白色光共焦点顕微鏡で観察し、試験区は溶け込みが深く熱の影響も小さかった。
| 加工機 | ハンドトーチ型レーザ溶接機 |
|---|
ステンレス鋼の薄板部材接合でも高精度な溶接が可能であることが実証された。導入後は加工精度が向上し、熱歪みや溶接焼けが減ったため、後工程を省略できるようになった。これにより生産性が向上し、低コスト化も可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去に自動機・省力機の設計製作を続けてきたと書かれ、食肉加工機械への注力と結びつくが、経営戦略上の位置づけは具体的に書かれていない。
食肉加工機械の衛生条件(耐食性・無菌・迅速修理)への対応が課題として示され、強みの裏付けは一部読み取れるが市場動向の記述は薄い。
現有溶接機で歪みや溶接焼けが生じ後工程で除去していた課題を示し、レーザ溶接導入で後工程省略につながると記載されている。
生産性向上や低コスト化は述べられているが、付加価値額や賃上げの目標値は数値で示されていない。
公的試験機関への依頼や社内でのテスト加工は書かれているが、人材や事務処理体制の記述はうかがえる程度。
食肉加工機械の衛生条件への対応や、水産加工機械への展開という顧客ターゲットが具体的に示されている。
今後は水産加工機械の開発・製造に進む計画が示されるが、スケジュールや課題解決方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ハンドトーチ型レーザ溶接機で薄板ステンレスの高精度溶接ができる点は示されるが、分野の普及度に関する記述は薄い。
食肉・水産加工機械分野での展開が述べられるが、経済波及や雇用創出といった国が補助する理由は書かれていない。
歪みが約1/4、接合強度が約2倍と数値で改善効果が示され、後工程省略による生産性向上も記載されている。
レーザ溶接という新技術の導入は書かれているが、サプライチェーンや地域全体への貢献は記述されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
八戸市という地域での事業は書かれているが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用面の効果は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
当社は食肉加工機械分野を得意としてきたが、今後は耐海水性が必要となる水産加工機械の開発・製造を計画している。冷凍機器需要の多い漁業・水産加工への進出を図り、当社の溶接技術を活用した営業活動を行っていく。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
カップ投入機を導入し、手作業で行っていた具材の充填から空になったカップの回収までの一連の工程を自動化した。
効果:作業員数 5名→2名
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分