回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社西岡鉄工所
| 事業者名 | 株式会社西岡鉄工所 |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 新居浜市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,精密加工 |
| 従業員数 | 27人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1961年 |
昭和12年創業の製缶板金業で、軟鋼やステンレス板材、アングルやチャンネル等の鋼材を使い、印刷機カバーや制御盤筐体を主体とした薄型板金の加工を手掛けている。住友重機械グループや三菱重工印刷紙工機械などの受注で発展してきた。製品には3Dデータ活用のメリットが大きいものが多い。
抱えていた課題
やったこと
3D-CADと連動する板材・鋼材兼用のフライングオプティクスレーザー加工機と、同機用シャトルテーブルを導入した。3Dデータを板材・鋼材の切断に使用し、複数工程を一工程に集約できるようにした。シャトルテーブルにより加工中に次製品のセットが可能となり、段取り時間を短縮できる。切断データ作成から切断までを一つのセクションで行い、板材鋼材兼用レーザー加工機等の切断業務を一括管理運用する。
| 加工機 | フライングオプティクスレーザー加工機 |
|---|---|
| 加工機 | シャトルテーブル |
| ソフト | 3D-CAD連動システム |
レーザー加工機導入により切断から溶接までを一貫して提案でき、医療機器や半導体製造装置のフレーム製造などで近隣地域への営業機会が増え、短期間で受注につながるようになった。SUSやアルミ等の薄板切断から溶接までを含む分野でも提案機会が増加し、広域への営業展開が可能となった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の3D-CAD活用や板材・鋼材加工の取組に沿った投資と読めるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
近隣地域や広域での医療・交通機器向け受注増が書かれ、強みは示されるが、市場動向との対比は薄い。
2D・3D二系統の課題を挙げ、切断工程の一括管理やシャトルテーブルでの段取り短縮など、課題に対応する計画が具体的に読み取れる。
工数削減やリードタイム短縮の方向は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
3Dデータ作成から切断までを一つのセクションで行う体制が書かれるが、人材や事務処理能力の記載は薄い。
医療機器・半導体製造装置のフレームやSUS・アルミ薄板の切断から溶接までの提案機会増加が、顧客と選ばれる理由として読み取れる。
3〜5年後を目処に3D系システムへ統一し、その後生産管理システムを導入する段階的な遂行方法が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
レーザー切断・溶接の分野は一般的だが、SUSやアルミの薄板から溶接までの提案を含む点がわずかにうかがえる。
地域の製造業や医療・交通機器分野への広がりが書かれるが、雇用創出や波及効果の数値は示されていない。
投資額や付加価値増加の数値がなく、費用対効果はわずかにうかがえる程度である。
3Dデータと連動したレーザー加工やIoTによる在庫・進捗管理が書かれ、デジタル技術活用による工程変革が具体的に読み取れる。
医療機器や半導体製造装置など成長分野への進出がうかがえるが、構造転換との関係は明示されていない。
新居浜の地域企業や住友グループとの関係が書かれるが、地域の経済成長への貢献は具体的に示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
現在2D・3Dの2系統のシステムが社内にあるため、3〜5年後を目処にタレパンレーザー複合機を含め3D系のシステムへの統一を目指す。その後、加工系システムを統合し、受発注情報や工程進捗、売上経理情報まで管理できる生産管理システムの導入を目指す方針である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった