乾燥機の導入による、「注染」の短納期・品質向上への取り組み事業
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分
株式会社セイトウ社
| 事業者名 | 株式会社セイトウ社 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 仙台市若林区 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 技術分野 | 情報処理,測定計測 |
| 設立 | 1946年 |
昭和21年の創業当時、市役所や県庁のある二日町や国分町界隈には印刷屋が集まっていた。当社は官公庁の仕事を請け負い、報告書などのモノクロ印刷を得意としていた。時代の推移とともにカラー印刷を導入した。
抱えていた課題
やったこと
平成25年度補正のものづくり補助金で、濃度計の自動制御によるカラーマネジメントの確立に取り組んだ。自走式分光濃度計「スペクトロドライブ」を導入し、カラーの色味を画面上の数字で管理・調整できるようにした。糊の量の実験を重ね、適正な糊の量で指示を出せる状態にたどり着いた。さらに平成27年度補正のものづくり補助金では、PUR糊を使って無線綴じ製本する機械を導入した。PUR糊による製本は、高温になっても溶けず、ページ抜けを防ぐことができる。
| 検査測定 | スペクトロドライブ(自走式分光濃度計) |
|---|---|
| 加工機 | PUR糊を使う無線綴じ製本機 |
色の補正を数値で管理できるようになり、職人の勘に頼らず品質が安定した。オペレーターも数値を根拠により自信を持って仕事に取り組めるようになった。製本を内製化したことで納期をコントロールでき、急ぎの仕事も請け負えるようになった。PUR糊の導入で、テキストなどの冊子でページ抜けが起こりにくくなった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成25年度と27年度の補正事業で色管理や無線綴じ製本機を段階的に導入しており、過去の取組との連続性はうかがえる。
官公庁の仕事や小さい会社ならではの痒いところに手が届く対応といった強みはうかがえるが、市場動向との対比は読み取れない。
試し刷りの多さや外注製本の納期問題という課題と、内製化で急ぎの仕事に対応できたことが書かれており、課題と対応の関係は読み取れる。
生産効率の大幅なアップやコスト削減とあるが、具体的な数値目標や付加価値額、賃上げの目標は書かれていない。
社長や職人の体制、機械導入の経緯は書かれているが、人材配置や事務処理能力については読み取れない。
ページ抜けのクレームを防げる点や、普通糊とPUR糊を併用できる点など、選ばれる理由は整理されている。
今後は新商品開発も視野に入れるとあるが、スケジュールや課題の解決方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
他の製本会社で持つところは少ないとあり、特殊なPUR糊製本の希少性はうかがえるが、普及度の数値は書かれていない。
地域の印刷業の歴史や仙台の官公庁需要への言及はあるが、波及効果や雇用創出の数字は書かれていない。
生産効率とコストの改善は書かれているが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
デジタル表示による色管理やデジタル化は書かれているが、サプライチェーン全体への貢献は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
宮城県仙台市の印刷業の歴史に触れているが、地域の成長を牽引する記述としては具体性が薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は新技術を取り入れ、新商品の開発も視野に入れて取り組んでいきたいと考えている。
色の補正もそうですが職人の勘だけではなく、機械を導入し、数値化することで品質が良くなり、社員の意識も変わりました。お客様からの信頼も間違いなく上がったと思います
公式の事例集より(原文のまま)
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分
ボトルネックとなっていた柄合わせ裁断工程と玉縁製作工程に、最新の自動裁断機と自動玉縁機を導入した。
効果:玉縁ポケットのゲージ交換時間 90分→45分
小型工具を搭載した自動グラインダー機を導入し、自動車エンジン部品などの鋳造で生じるバリの取り除き作業を機械化した。
効果:バリの高さ(CP値) 1.38CP→1.83CP