回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社山田溶接工業
成果曲げ作業の人数 5人→2人
| 事業者名 | 有限会社山田溶接工業 |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 米沢市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 17人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 1986年 |
当社は各種筐体やコンテナを中心に製造しており、最終ユーザーはNHK、防衛省、発電所、製油所などである。製品は北海道から沖縄まで設置されており、全国の宝くじ売り場のユニットも数多く製造している。年々高度化する取引先からのオーダーに応える必要があった。
抱えていた課題
やったこと
追従装置付きのベンドマシンを導入した。ステンレス3mm厚の大型筐体では1枚の重量が約108kgになるため、導入前は5人で持ち上げて曲げていた。導入後は5人で持ち上げることなく2人で作業できるようになった。新型ベンドマシンにより、ステンレス3mm厚にも対応可能となった。
| 加工機 | 追従装置付きベンドマシン |
|---|
設備導入により、大型化する筐体などの製造時間短縮と低コスト化を図ることができた。曲げ作業では筐体完成までの一連の工程の約20%を占めていた作業時間が約12%削減可能となり、受注許容量の増加が見込まれた。従業員の負担が軽減され、安全性も確保できた。これまで5人を要していた作業が2人で可能になり、3名が他の作業に従事できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の取組として、永年の取引先からの依頼に対応し、大型筐体製造の強みを維持する方針が示されている。ただし経営戦略上の位置づけは明記されていない。
NHKや防衛省など取引先の情報と、設計から塗装までの内製化という強みが書かれている。市場動向の分析は示されていない。
曲げ工程が一連の工程の約20%を占めていたという課題と、ベンドマシン導入で受注拡大を図る方針が具体的に読み取れる。
曲げ作業時間が約12%削減、5人が2人で可能となり3名が他作業に従事できるとある。賃上げや付加価値額の目標値は書かれていない。
従業員は全員JIS溶接免許を取得し技術力があると書かれている。事務処理能力や補助事業の実施体制は記載がない。
防護用コンテナや発電機筐体など顧客ニーズへの対応と技術力の訴求が書かれている。顧客ターゲットの整理は薄い。
今後の展望で受注拡大や設備導入検討が述べられているが、スケジュールや中長期の課題検証の記載はわずかである。
公開されている事例からは読み取れません。
大型筐体・コンテナ製造分野でのナンバーワンを目指すと書かれ、ステンレス3mm厚への対応という高水準の加工が示されている。
電力・放送局向け防護設備や防衛装備など社会インフラへの関わりはうかがえるが、波及効果や雇用創出の数値は示されていない。
作業時間12%削減や人員5人から2人への省力化が示され、費用対効果の一部は読み取れる。補助金額との比較はない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
米沢市という地域に立地する企業であることはうかがえるが、地域の特性を活かした成長の記載は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
NHK向け低騒音型シェルター、発電所向け非常用消火ポンプセット、宝くじ売り場ユニット、防衛省防護艦装備品、エネルギー関係設備などの受注拡大を図る。ステンレス製3mm超の筐体を用いるバッテリー式発電機も増えると見込まれている。大型筐体・コンテナ製造分野のナンバーワン企業を目指す。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日