回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大蔵精機株式会社
| 事業者名 | 大蔵精機株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 山形市 |
| 業種 | 業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 2,700万円 |
| 設立 | 1966年 |
国内の低価格ポンプ市場はアジア系メーカーが占めつつあり、国内産業は空洞化が進んでいる。一方、大規模プラント向けの大型高圧ポンプは総合力で勝る日本メーカーの得意分野で、高付加価値が期待される市場である。当社は水中ポンプを主力製品としており、日本有数の大手ポンプメーカーとの取引実績がある。新興国向けプラント市場の引き合いも強まっている。
抱えていた課題
やったこと
特殊大型ポンプ市場の拡大を見込み、精度向上、加工可能ワークサイズの拡大、生産効率向上を目的としてマシニングセンタを導入した。テーブルが大きいため、これまで対応できなかった大きな製品の加工が可能になった。マシニングセンタと当社の水中ポンプの製作技術を組み合わせ、顧客から求められる高精度で大型の精密加工を実現する。ターゲットは海水淡水化プラント、ガス生産プラント、火力発電プラントに必要な特殊大型ポンプとした。
| 加工機 | マシニングセンタ |
|---|
マシニングセンタの導入により、現状の市場要求に応えられるようになった。ワークサイズは今までの約2倍まで加工可能となり、より大型のワークに対応できる。重切削が可能になり、穴あけ速度の向上もあって加工にかかる時間は約20%短縮された。当初の目的だった製品受注に加え、試作品開発や図面による案件も増えつつあり、対外的なPRにもなっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
水中ポンプの長年の技術を活かし特殊大型ポンプ市場へ拡大する方針は読めるが、過去の取組との一貫した経緯の説明は薄い。
大規模プラント向け高圧ポンプは日本メーカーの得意分野で、総合力と水中ポンプ技術を強みとして挙げ、新興国向け引き合いの増加にも触れている。
低価格品の空洞化という課題を示し、マシニングセンタ導入で高精度大型加工を可能にして高付加価値製品の受注につなげる計画が書かれている。
受注倍増を目指すとあるが数値目標は示されず、加工時間約20%短縮やワークサイズ約2倍という実績は読み取れる。
従業員40名の企業であることはわかるが、補助事業を遂行する体制や人材、事務処理能力についての記述はほぼない。
海水淡水化・ガス生産・火力発電プラント向け特殊大型ポンプという3つの顧客ターゲットと、大手ポンプメーカーとの取引実績が明確に書かれている。
ツールや加工条件の最適化、さらなる設備導入の検討という今後の方向性は書かれているが、スケジュールや課題解決の方法は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
特殊大型ポンプ市場は拡大が予想されるとあるが、高水準の高付加価値化を示す価格や性能の数値は書かれていない。
新興国向けプラント市場への展開や海水淡水化による水不足対策との関連は述べられているが、雇用創出や波及効果への言及はない。
加工時間約20%短縮と加工サイズ約2倍の成果は示されているが、補助金額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
マシニングセンタ導入による加工精度向上は読めるが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献についての記述はわずかである。
低価格品の空洞化に対し大型高付加価値品へ転換する方向性はうかがえるが、日本経済の構造転換に言及する記述はない。
山形市の企業であることはわかるが、地域の特性を活かして雇用や地域経済を牽引する旨の記述はほぼない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
大きな市場になることがほぼ確実な海外向けの特殊大型ポンプの受注倍増を目指す。さらなる新規設備導入を検討し、精度向上と加工能力の強化により高付加価値製品の受注につなげていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%