ものづくり補助金平成25年度製造業山形県

半導体リードフレーム熱硬化性樹脂バリ除去装置の自動化による生産性向上

スズキハイテック株式会社

成果配置人数 3名→2名

この事例のポイント

  • ウォータージェット装置のロード・アンロードがマニュアル作業のため、自動化による生産性向上が課題となっていた。
  • ウォータージェット装置のロード・アンロードを自動化した。
  • 配置人数 3名→2名。ウォータージェット装置のロード・アンロード自動化により生産性が向上した。

事業者のプロフィール

事業者名スズキハイテック株式会社
所在地山形県 山形市
業種金属製品製造業
技術分野表面処理
従業員数135人
資本金6,900万円
設立1951年

事業の背景

当社は大正3年創業のめっき専業会社で、自動車、電子部品、航空宇宙、医療機器分野の精密部品の表面処理を手がけている。半導体業界向けにはリードフレーム上の熱硬化性樹脂バリ除去を行っており、そのために電気化学反応を利用した後にウォータージェット装置を適用している。半導体の小型化に伴い樹脂バリの発生が課題となっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力ウォータージェット装置のロード・アンロードがマニュアル作業のため、自動化による生産性向上が課題となっていた。
  • コスト・採算ロード・アンロードをマニュアル作業で行っており生産性が安定せず、原価低減の課題を抱えていた。
  • 人手・技能濡れた製品を装置へ搬送・投入するのが難しく、人手に頼る作業が続いていた。

やったこと

ウォータージェット装置のロード・アンロードを自動化した。従来は製品投入、処理済み製品のマガジン収納、作業日報への作業履歴記載などを作業者が手作業で行っていた。自動化により製品投入と処理済み製品の収納が自動で行われ、装置情報が自動的にPCへ転送されるようになった。1台1名の配置から2台1名の配置となり、交代勤務を含め計3名から2名に低減した。

加工機ロード・アンロード自動化装置

事業の効果

  • 配置人数 3名→2名

ウォータージェット装置のロード・アンロード自動化により生産性が向上した。製品投入や処理済み製品の収納が自動化され、作業履歴も装置から自動でPCに転送されるようになり、マニュアル作業が削減された。配置人数は計3名から2名に減り、生産能力の向上と原価低減が成果として表れている。自社独自の装置として製品幅や板厚の異なる製品にも対応できるため、今後の半導体業界の業容拡大に貢献すると見込まれる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    事業の背景で半導体向けリードフレーム樹脂バリ除去事業に言及し、ウォータージェット装置の自動化が課題と記載されているが、過去の取組との連続性は書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    半導体業界向けに製品が幅広い事業に採用されていると述べ、業容拡大を目指すとあるが、競合との比較や自社の強み・弱みの記述はない。

  • 課題の認識と解決4

    マニュアル作業による生産性不安定と原価低減の課題を明示し、ロード・アンロード自動化で3名から2名へ低減する解決策が示されている。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    3名から2名への配置低減と生産能力向上が示されるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は記載がない。

  • 事業を進める体制2

    従業員135名や創業102年の企業であることは示されるが、補助事業を遂行する担当体制や人材配置の詳細は記載されていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    製品幅や板厚等の異種形状に対応できる独自装置である点や、半導体業界向けの顧客ターゲットが明確に示されている。

  • 事業化までの道筋2

    今後の展望で異種形状への対応力が述べられるが、遂行スケジュールや課題解決の具体的な方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    リードフレームの樹脂バリ除去に電気化学反応とウォータージェットを組み合わせる独自装置だが、高価格化や普及度の数値は書かれていない。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用3

    半導体業界の業容拡大に大きく貢献すると述べられているが、経済波及効果や雇用創出の数字は示されていない。

  • 費用対効果3

    3名から2名への人員低減と生産能力向上、原価低減が成果として挙げられるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は記載がない。

  • イノベーションへの貢献2

    ウォータージェット装置の自動化とPCへの装置情報自動転送が記載されるが、サプライチェーン全体へのイノベーション貢献は示されていない。

政策面40%
  • 成長分野への進出2

    半導体業界の業容拡大への貢献が述べられるが、市場成長分野への進出や構造転換との関係は明示されていない。

  • 地域経済への波及2

    山形市の企業であることは示されるが、地域の特性を活かした高付加価値化や地域経済成長への言及は乏しい。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

当社独自のノウハウにより、製品幅や板厚等の異種形状の製品も自動供給・自動回収できる機構を備えており、さまざまな製品タイプに対応できる。今後の半導体業界の業容拡大に大きく貢献すると考えられる。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。