新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社工房やまだ
成果リードタイム 5日→3日
| 事業者名 | 株式会社工房やまだ |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 米沢市 |
| 業種 | 電子部品・デバイス・電子回路製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装 |
| 従業員数 | 6人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1988年 |
当社はプリント基板の試作、改造、リワークを行い、基板に実装されたBGA等のリードレス部品やICチップ等の交換を手がけている。BGA等の交換にはリワークシステムという専用の基板加熱装置を使い、部品の取り外し、半田の除去と再塗布、部品の実装を行う。環境配慮からPbフリー半田が一般的になり、加熱しにくい基板が主流になったため、より高温での作業が必要になってきた。
抱えていた課題
やったこと
Pbフリー半田・多層基板に対応した新型リワークシステムを導入した。本装置は1枚単位のマニュアル的なリワークに対応でき、量産基板だけでなく開発品の1枚からのリワークにも合致している。基板の高密度化・多層化により基板自体が熱を吸収する点に対し、ヒーターを基板底面に約3,000W、全体で4,000W以上とした。これにより、従来より容易にリワークを行えるようになった。
導入したリワークシステムにより、Pbフリー半田・多層基板でのリワーク作業を外注せずに自社で全工程まで行えるようになった。これまで外注していた高温加熱が必要な部品取り外しを内製化したことで、全工程のリードタイムが5日から3日に短縮され、短納期対応が可能になった。また、メタルマスク不要のリワーク技術と合わせ、他社では難しい短納期の小ロット対応を強みとして打ち出せるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
基板リワーク業務の外注課題を内製化で解決する経緯が書かれ、既存のリワークシステム導入という過去の取組との一貫性がうかがえる。
メタルマスク不要のリワーク技術や1枚からの対応、他社で対応できない短納期対応など、強みと優位性が具体的に書かれている。
外注で短納期に対応できない課題を認識し、完全内製化でリードタイムを5日から3日に短縮したと具体的に書かれている。
リードタイムを5日から3日に短縮したという数値はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員6名の小規模体制は読み取れるが、補助事業の遂行体制や人材配置についての記述は見当たらない。
他社で対応できない短納期対応や小ロット研究開発への対応、国内に残る市場での強みが具体的に示されている。
今後は全国から問合せを受けつつ医療機器や宇宙機器分野へ拡大する方針が書かれているが、スケジュールや課題解決方法は具体的でない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
高密度化・多層化やPbフリー半田に対応した高温リワークを行い、高付加価値な医療機器・宇宙機器分野を狙う方針が書かれている。
JAXAや国立天文台から依頼を受けていると書かれているが、経済波及や雇用創出など国が補助する理由は明確に書かれていない。
投入額や費用対効果の数値は書かれておらず、リードタイム短縮の効果のみがうかがえる。
先端的なデジタル技術や新ビジネスモデルの記述はなく、全国からの受注という点のみがうかがえる。
医療機器や宇宙事業など成長分野への進出方針がうかがえるが、日本経済の構造転換に資する具体的な説明はない。
山形県米沢市の事業所から北海道から沖縄まで全国の依頼に応えていると書かれ、地域の特性との関係は薄い。
当社は基板の不具合が生じた際に依頼を受けるスタイルで、ホームページを見た他社対応困難案件の問い合わせが多い。今後もホームページ等で告知を行い、信頼と実績を重ねて地道に営業を拡大していく方針である。また、海外移転が難しく高付加価値な医療機器や宇宙事業用機器などの成長分野を狙い、JAXAや国立天文台からの依頼実績もある。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。