金型用圧縮バネ等の電着塗装化の試作と小型・多色対応可能な専用設備の開発
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
株式会社久田見製作所
成果生産量 1倍→2倍
| 事業者名 | 株式会社久田見製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県 可児郡御嵩町 |
| 業種 | 電子部品・デバイス・電子回路製造業 |
| 技術分野 | 繊維加工 |
| 従業員数 | 31人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1972年 |
創業以来、テレビの基板組み立てや自動販売機用電装品の組み立てを主に行ってきた。半導体基板は需要に波があるため、取引先の分散により受注の平準化を図ってきた。取引先は家電、医療機器、自動車、工作機器など多岐にわたり、IoTの進化で基板の需要は増す一方である。大〜中ロットを主力としていたが、リーマン・ショックで売り上げが激減した。
抱えていた課題
やったこと
基板の表面に電子部品を配置する高速実装機FUJI NXTⅢと、インライン型の自動ハンダ印刷機SONY SI-P850を導入した。中ロットの注文はワンオペレーションで効率的に作業を進められるようにし、小ロットは従来機で対応する住み分けを行った。新機械では部品を機械が自動でセッティングし、完成品の不良品も機械が識別できるようにした。新機械では0.2mm×0.1mmの部品まで対応可能である。
| 加工機 | 基板実装機 FUJI NXTⅢ |
|---|---|
| 加工機 | 自動ハンダ印刷機 SONY SI-P850 |
ワンオペレーションで中ロットの注文に対応できるようになり、生産量が2倍になった。機械が部品のセッティングや不良品の識別を行うため、段取り時間が削減されヒューマンエラーもなくなり、効率化が進んだ。導入後3年間で取引先は10社以上増えた。新機械により生産能力が上がり、開発設計の人材採用や準メーカーとしての展開も見込まれている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の基板組立の経験と下請けから準メーカーへの転換方針が記載され、過去の取組との一貫性は読み取れる。
取引先の分散や需要の波への対応が書かれているが、競争優位性を裏付ける市場データや自社の強みの数値は示されていない。
リーマン・ショックによる売上激減を課題として認識し、機械導入で生産量が2倍になり取引先が3年で10社以上増えた成果が書かれている。
生産量2倍や取引先10社増の実績は書かれているが、補助事業としての付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
ワンオペレーション化で人員を顧客対応に振り向けた体制は書かれているが、人材や事務処理能力の確保の詳細は薄い。
小ロットから中ロットまで受注し、細かな提案もできる点は書かれているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
来年の開発設計部署の立ち上げ検討や本格稼働の時期が書かれているが、スケジュールと課題解決の方法は概略にとどまる。
公開されている事例からは読み取れません。
0.2mm×0.1mmまで対応可能と書かれており高精度である点はうかがえるが、高付加価値化や高価格化の水準は示されていない。
IoTの進化で基板需要が増すという記述はあるが、地域経済波及や雇用創出など国が補助する理由は明記されていない。
生産量2倍や取引先10社増の成果が書かれており費用対効果の方向性はうかがえるが、補助金額との比較は示されていない。
基板実装機と自動ハンダ印刷機のインライン化やヒューマンエラー削減が書かれ、生産工程の革新性はうかがえる。
IoT進化による基板需要増に触れているが、日本経済の構造転換に資するとの記述は明示されていない。
御嵩町の本社所在地は示されているが、地域の特性を活かした付加価値創出や地域経済成長への言及は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
来年に新たな人材を採用して開発設計の部署を立ち上げることを検討しており、企画から製造まで一貫して行い、準メーカー的な立ち位置を目指していく。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%