ものづくり補助金平成25年度製造業栃木県

ボーイング737:機械加工部品の増産対応及び生産性の強化

株式会社サンテクノロジー

成果工程数 6工程→2工程

この事例のポイント

  • ボーイング737の増産に対応するため、既存の立型・横型M/Cで作業者が付いて加工している部品の生産性を高める必要があった。
  • 既存の加工工程を検討し、工程集約と加工時間短縮を図るとともに、最小の人数で機械を長時間無人稼働させる方針を立てた。
  • 工程数 6工程→2工程。工程数が全6工程から2工程に削減され、作業者の介在回数が減った。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社サンテクノロジー
所在地栃木県
業種輸送用機械器具製造業
技術分野精密加工

事業の背景

ボーイング737は1967年の初飛行以来、累計7,900機(2014年1月時)以上が製造された民間航空機の大ベストセラーで、2013年下期は月産37機の生産が続けられている。ボーイングは今後20年間で34,000機の需要があり、そのうちB737が分類される狭胴機は23,240機(全体の68%)の需要があると予想している。生産機数が増加する一方で部品単価は毎年下がっており、収益性は厳しくなってきていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力ボーイング737の増産に対応するため、既存の立型・横型M/Cで作業者が付いて加工している部品の生産性を高める必要があった。
  • 人手・技能加工途中に人の介在が必要で、機械を長時間無人で運転することができなかった。
  • 納期・工程加工工程が全6工程と多く、作業者の介在回数が多かった。
  • 生産能力金属切削時に発生する切粉が膨大な体積となり、従来は機械の無人運転の妨げとなっていた。
  • コスト・採算部品単価が毎年のコストダウンにより下がっており、収益性が厳しくなってきていた。

やったこと

既存の加工工程を検討し、工程集約と加工時間短縮を図るとともに、最小の人数で機械を長時間無人稼働させる方針を立てた。実績、精度、信頼性から多パレットM/Cを選定・導入し、各パレットにイケールを取り付けて面数を増やし、多品種部品を取り付けられるようにした。金属切削時の切粉の体積を圧縮するチップパッカーを導入し、機械の長時間無人化運転を可能にした。新規導入の横型4軸M/Cで長時間の無人運転加工を実現し、PRGと加工工程を改善した。全工程を通して極力人手を省いた加工工程・プログラムを作成し、実際に加工TRYを行って実機の加工を開始した。

加工機横型4軸M/C
加工機多パレットM/C
その他イケール
その他チップパッカー

事業の効果

  • 工程数 6工程→2工程

工程数が全6工程から2工程に削減され、作業者の介在回数が減った。チップパッカーの導入により機械の長時間無人化運転が可能となった。本事業で導入した横型4軸M/Cの切削能力により、厳しい切削条件での加工も可能になった。これらの成果により加工時間を20%以上削減できた。

今後の展望

ボーイングの生産計画では、2015年に月産44機、2016年以降は月産47機以上への増産が検討されており、当社もこのスケジュールをもとに生産・設備投資を計画している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。