回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社サンテクノロジー
成果工程数 6工程→2工程
| 事業者名 | 株式会社サンテクノロジー |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
ボーイング737は1967年の初飛行以来、累計7,900機(2014年1月時)以上が製造された民間航空機の大ベストセラーで、2013年下期は月産37機の生産が続けられている。ボーイングは今後20年間で34,000機の需要があり、そのうちB737が分類される狭胴機は23,240機(全体の68%)の需要があると予想している。生産機数が増加する一方で部品単価は毎年下がっており、収益性は厳しくなってきていた。
抱えていた課題
やったこと
既存の加工工程を検討し、工程集約と加工時間短縮を図るとともに、最小の人数で機械を長時間無人稼働させる方針を立てた。実績、精度、信頼性から多パレットM/Cを選定・導入し、各パレットにイケールを取り付けて面数を増やし、多品種部品を取り付けられるようにした。金属切削時の切粉の体積を圧縮するチップパッカーを導入し、機械の長時間無人化運転を可能にした。新規導入の横型4軸M/Cで長時間の無人運転加工を実現し、PRGと加工工程を改善した。全工程を通して極力人手を省いた加工工程・プログラムを作成し、実際に加工TRYを行って実機の加工を開始した。
| 加工機 | 横型4軸M/C |
|---|---|
| 加工機 | 多パレットM/C |
| その他 | イケール |
| その他 | チップパッカー |
工程数が全6工程から2工程に削減され、作業者の介在回数が減った。チップパッカーの導入により機械の長時間無人化運転が可能となった。本事業で導入した横型4軸M/Cの切削能力により、厳しい切削条件での加工も可能になった。これらの成果により加工時間を20%以上削減できた。
ボーイングの生産計画では、2015年に月産44機、2016年以降は月産47機以上への増産が検討されており、当社もこのスケジュールをもとに生産・設備投資を計画している。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ボトルネックとなっていた柄合わせ裁断工程と玉縁製作工程に、最新の自動裁断機と自動玉縁機を導入した。
効果:玉縁ポケットのゲージ交換時間 90分→45分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程