回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
吉野酒造株式会社
成果瓶燗工程の生産能力 150本/時間→225本/時間
| 事業者名 | 吉野酒造株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県 勝浦市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 従業員数 | 20人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1954年 |
当社は勝浦の地酒「腰古井」の蔵元として清酒の醸造を続けてきた。「腰古井」は全国新酒鑑評会での金賞受賞をはじめ、各種コンテストや品評会で多くの上位受賞を受けている。特に高級酒は高所得者層に好評を得て年々需要が増大し、受注の問い合わせも拡大している。
抱えていた課題
やったこと
瓶燗工程を自動化するパストライザーと、洗瓶工程を自動化する角型洗瓶機を導入した。パストライザーは瓶の割れ防止と品質安定のため、加熱・冷却の温度設定と処理時間を複数条件で評価し、最適温度と処理時間を決定した。角型洗瓶機は洗浄水圧や温度設定を微調整し、複数条件で仕上がりを評価して最適な設定条件を決定した。
| 加工機 | パストライザー |
|---|---|
| 加工機 | 角型洗瓶機 |
新しい製品・サービス:梅酒や夏みかん酒など、地元農業者との連携による新たな製品。
瓶燗工程は機械化により手作業から自動化され、時間が半分に短縮されるとともに品質も向上した。洗瓶工程は洗浄効果が上がり量産性が高まった。生産能力が拡大して供給不足が解消され、多くの顧客に製品を届ける体制が整った。作業人員も削減され、生産性が向上し、きめ細やかな製品製造が可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
「腰古井」の受賞歴や高級酒の需要増が記載され、供給不足解消のための増産が事業の流れにあると読み取れる。
高級酒の人気と受注問い合わせ増加が書かれ、高い評価を得ている点は読めるが、市場分析や競合との比較は書かれていない。
瓶燗工程の3段階に要した時間と洗瓶の洗い直しが課題として具体的に示され、生産能力150から225本/時間へ拡大する計画が読み取れる。
生産能力150本/時間から225本/時間への拡大、洗瓶250から400本/時間など数値目標が示され、実績として達成も記載されている。
作業人員を2名から0名、4名から2名に削減したことは書かれるが、事業を遂行する人材や事務処理体制についての記述は見当たらない。
供給不足が常態化し受注問い合わせが拡大しているとあり需要の裏付けはあるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
パストライザー・洗瓶機の導入と複数条件での評価を経て最適設定を決めた流れは書かれるが、中長期の検証や具体的なスケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
清酒は一般的な分野で、高級酒の評価が高いとは書かれるが、同分野で高水準の高付加価値化を図る記述は限定的である。
地元素材の活用や地元農業者との連携による新製品開発が述べられ、地域への波及がうかがえるが、雇用創出などの数値は示されていない。
瓶燗工程の時間が半分に短縮され、作業人員が4名から2名、洗瓶で2名から0名に削減された具体的数値が書かれ、費用対効果の一端が読める。
パストライザーや洗瓶機の導入で自動化が進んだとあるが、デジタル技術や新ビジネスモデルは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
勝浦の地酒として地元素材を活用し、地元農業者と梅酒や夏みかん酒を開発する点は地域特性を活かす取組として読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
年々減少する国内清酒市場で安定した事業を続けるため、高い精米技術を生かした高品質な清酒造りや、地元素材を活用したオリジナル製品の開発で差別化を図る。地元農業者との連携で梅酒や夏みかん酒などの新製品に力を入れ、海外市場での需要獲得も進める。各種イベントや展示会にも積極的に参加し、清酒のおいしさを広く伝えていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名