ものづくり補助金平成25年度サービス業(他に分類されないもの)東京都

設備にかかる経費を軽減し、安定稼働させるための補修サービス

株式会社ジーティーエヌ

この事例のポイント

  • 修理の精度を高めるために不可欠な設備投資が必要だった。
  • 修理の精度を高めるため、モーターの出力測定装置(トルクメーター他)、電源試験に不可欠な電子負荷装置、修理品に埋め込まれた永久磁石の残留磁束密度を測定するテスラメーター、実体顕微鏡…
  • トルクメーターの導入により、修理の前後でモーターのトルクが所定の値に出ているかを確認できるようになり、修理の品質管理が確実になった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ジーティーエヌ
所在地東京都 立川市
業種機械等修理業
従業員数64人
資本金1,495万円
設立2007年

事業の背景

平成19年の創業以来、半導体・液晶関連製造装置の構成部品の修理と再生を主な業務としてきた。半導体・液晶関連は海外企業の台頭により国内市場が大きく縮小している。全国約1,000以上の事業所と取引があり、大小様々な補修依頼が毎月約1,000件持ち込まれ、顧客数は年々増加している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度修理の精度を高めるために不可欠な設備投資が必要だった。
  • 生産能力回路図や図面がない中で不具合の原因を正確に特定し、正確さと効率が求められる作業を進める必要があった。
  • 生産能力補修できる品目の範囲が限られており、それを広げる必要があった。

やったこと

修理の精度を高めるため、モーターの出力測定装置(トルクメーター他)、電源試験に不可欠な電子負荷装置、修理品に埋め込まれた永久磁石の残留磁束密度を測定するテスラメーター、実体顕微鏡、回路の電圧や電流の抵抗を測定する低抵抗計、直流安定化電源を導入した。トルクメーターにより修理の前後で所定のトルクが出ているかを確認できるようになった。電子負荷装置により負荷の設定が簡単に行えるようになった。

検査測定モーターの出力測定装置(トルクメーター)
検査測定電子負荷装置
検査測定テスラメーター
検査測定実体顕微鏡
検査測定低抵抗計
その他直流安定化電源

事業の効果

トルクメーターの導入により、修理の前後でモーターのトルクが所定の値に出ているかを確認できるようになり、修理の品質管理が確実になった。電子負荷装置により負荷設定が簡単になり、作業効率が大幅に向上した。これらの設備により補修できる品目が増え、修理の対応範囲が広がった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.7 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性3

    平成19年創業以来、半導体・液晶関連装置の部品修理・再生を主業務とし、リペア技術を基に事業を展開してきた点は読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    国内半導体・液晶市場の縮小と海外企業台頭を背景に、全国約1,000事業所との取引や月約1,000件の補修依頼など強みを示している。

  • 課題の認識と解決4

    修理精度を高めるため測定装置や電子負荷装置を導入し、年1回の定期点検による予防保全で顧客との長期関係を目指すと明記している。

事業の実現可能性56%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    目標値として高付加価値額や賃上げの数値は示されておらず、わずかに売上や件数の推移がうかがえる程度である。

  • 事業を進める体制4

    従業員64人、東京工場と全国5支店の体制、技術者の多角的な診断力が具体的に書かれている。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    大手メーカーから中小製造業まで幅広い顧客を持ち、ホームページ流入が顧客の10%に達し受注確度が高い点が書かれている。

  • 事業化までの道筋3

    補修範囲を広げる努力や協力会社への部品加工依頼など方針は示されるが、スケジュールや検証の詳細は薄い。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    修理可能設備保有者が少数で顧客ニーズ拡大が見込まれるという記述があり、高水準の付加価値化の裏付けは限定的である。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    半導体・液晶製造設備の延命による国内製造業の支援という趣旨がうかがえるが、雇用や波及効果の数値は書かれていない。

  • 費用対効果2

    設備導入で作業効率が大幅に上がり補修できる品目が増えたとあるが、投資額に対する効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    ホームページ経由の顧客獲得など一部にデジタル活用がうかがえるが、新たなビジネスモデルやサプライチェーンへの貢献は示されていない。

政策面40%
  • 成長分野への進出2

    半導体・液晶市場の縮小に対し設備を長く使う事業へ取り組むとあり、構造転換への言及がわずかにうかがえる。

  • 地域経済への波及2

    東京を拠点に全国の支店を持つ点はうかがえるが、地域特性を活かした雇用創出や地域経済成長への記述は乏しい。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

今後は故障する前にメンテナンスを行う予防保全サービスに力を入れ、年1回の定期点検を通じて機械の延命を図り、顧客と末長い付き合いを築いていく方針である。現在の顧客はメーカーや商社が中心だが、ホームページからの流入も顧客全体の10%に達しており、問い合わせは受注確度が高いとしている。

事業者の声

直ってよかった

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

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広島県サービス業(他に分類されないもの)平成27年度

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支柱の間隔が広い門型2柱リフトワイドを2式と低床式エアーガレージジャッキを1台導入し、旧型リフト2台と入れ替えた。

効果:タイヤ脱着工程の順番待ち時間 100分/日→15分/日

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。