回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社高山医療機械製作所
成果時間あたり生産能力 1倍→7倍
| 事業者名 | 株式会社高山医療機械製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 台東区 |
| 業種 | 業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1905年 |
1905年(明治38年)の創業以来、外科メスや手術器具の製造を手がけ、脳神経外科の手術器具開発で実績を積んできた。上山式マイクロ剪刃は国内の脳神経外科の9割以上に納入実績がある。超音波手術器先端チップの開発・製造を始め、世界的なメーカーへと成長した一方、市場からは生産能力の拡張を求められていた。
抱えていた課題
やったこと
B軸付スイス型ターニングセンター(ドイツINDEX TRAUB社製TNL-187B)を導入した。加工が難しい64チタン合金を主な素材とするため、旋盤工程と深穴工程を1つの工程にまとめ、作業時間を大幅に短縮した。その結果、時間あたりの生産能力は7倍になり、工場内をほぼ無人で稼働できるようになった。精度も向上し、厳しい欧米の品質基準をこれまで以上に満たせる体制が整った。
| 加工機 | B軸付スイス型ターニングセンター INDEX TRAUB社製 TNL-187B |
|---|
旋盤工程と深穴工程を1工程にまとめたことで作業時間が大幅に短縮され、時間あたりの生産能力は7倍になった。工場をほぼ無人で稼働できるようになり、省人化にもつながった。精度向上により厳しい欧米の品質基準を満たせる体制が整い、品質面の信頼も高まった。超音波手術器先端チップの生産能力を拡張し、世界的な需要に応える基盤ができた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
脳神経外科の手術器具開発の蓄積から超音波手術器先端チップ製造へ進み、上山式マイクロ剪刃は国内脳神経外科の9割以上に納入と具体的に書かれている。
北米93カ所中70カ所以上に納入、全世界35カ国へ輸出、米大手メーカーのグローバルサプライヤー認定と、市場での強みが数字で示されている。
市場から生産能力の拡張を求められている課題に対し、旋盤と深穴工程の統合で生産能力7倍とする具体的な改善策が書かれている。
時間あたりの生産能力が7倍に飛躍、工場をほぼ無人稼働と数値目標に近い実績が示されているが、賃上げや付加価値額の目標は書かれていない。
設置から立ち上げを想定の半分以下の日数で本格稼働できたとあり体制の一端はうかがえるが、人材や事務処理体制の具体的記述は薄い。
医師からの手術時間が3分の2になったという評価や、世界の脳外科施設への納入実績が示され、選ばれる理由は具体的に読み取れる。
工作機械の導入と設置立ち上げの経緯は書かれているが、中長期の遂行スケジュールや課題解決の方法は明示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
超音波手術器先端チップは高度な医療器具で、64チタン合金の難加工に対応し厳しい欧米品質基準を満たす高水準の製品と読み取れる。
手術時間短縮や患者負担軽減、世界の医療機器需要への対応が書かれ公益性はうかがえるが、経済波及や雇用創出の数字は示されていない。
生産能力7倍、時間短縮、ほぼ無人稼働という効率向上の数字が示され、投入に対する生産性向上の効果が具体的に読み取れる。
5軸制御機械やB軸付スイス型ターニングセンターの導入は読み取れるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は記述が少ない。
医療機器の高度化という成長分野への進出はうかがえるが、日本経済の構造転換に資するとする記述は見当たらない。
東京都台東区・荒川区での事業と世界的メーカーへの成長は書かれるが、地域の特性を活かした雇用創出や地域成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
医療器具の技術向上への世界的な期待に応え続ける方針である。超音波手術器先端チップはアメリカの大手医療器具メーカーからグローバルサプライヤーに認定され、今後はこの会社を通して世界に供給される予定である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%