ものづくり補助金平成25年度製造業神奈川県

乳酸菌配合医薬品の商品開発を目的とした計数充填機の自動化及び新規顧客獲得

大草薬品株式会社

この事例のポイント

  • 医薬品に配合される乳酸菌の失活を防ぎ、菌の残存率を高めることが課題になっていた。
  • 計数充填機を導入し、計数充填機の自動化を進めた。
  • 計数充填機の自動化により、複数の医薬品を一つの設備で計数し充填できる体制を整え、充填能力の強化と安定した品質の実現を目指した。

事業者のプロフィール

事業者名大草薬品株式会社
所在地神奈川県 横須賀市
業種化学工業
従業員数30人
資本金1,700万円
設立1956年

事業の背景

当社は1931年から製薬業を始め、一世紀近くにわたり一般用医薬品メーカーとして発展してきた。漢方薬及び生薬製剤の胃腸薬・便秘薬を中心に製造してきたが、現在は整腸薬や保健薬等の製造にも力を注いでいる。薬局で市販されている医薬品の受託製造と自社製品の製造販売を行っている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度医薬品に配合される乳酸菌の失活を防ぎ、菌の残存率を高めることが課題になっていた。
  • 品質・精度コーティングのない薬は搬送設備の振動で粉立ちが起こり、苦労があった。
  • 集客・繁閑医薬品の受託市場で競争力を高め、新規顧客を獲得することが求められていた。

やったこと

計数充填機を導入し、計数充填機の自動化を進めた。医薬品は錠剤や丸剤など形状が多様で、充填する粒数によってボトルのサイズも異なるが、複数のラインナップを一つの設備で計数し充填できるようにした。これにより医薬品製造のスピードアップと安定した充填能力の強化を図った。乳酸菌配合医薬品の商品開発にもつなげた。

加工機計数充填機

新しい製品・サービス:乳酸菌配合医薬品

事業の効果

計数充填機の自動化により、複数の医薬品を一つの設備で計数し充填できる体制を整え、充填能力の強化と安定した品質の実現を目指した。乳酸菌の失活を防ぎ残存率を高める効果が期待される。受託市場での競争力を高め、新規顧客の獲得につなげることも狙いとしている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均1.7 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性2

    1931年からの製薬業歴と漢方・生薬製剤の製造実績はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    受託製造と自社製品を行うこと、薬局市販品を扱うことはわかるが、市場動向や自社の強み・弱みの分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    乳酸菌の失活防止と菌の残存率向上という課題は明示されているが、高付加価値化につながる計画の具体は薄い。

事業の実現可能性24%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け2

    乳酸菌配合医薬品の開発と新規顧客獲得を目的とすることはわかるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは書かれていない。

  • 事業化までの道筋1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    錠剤や丸剤など多様な形状に対応する計数充填を行うとあり、新規性はうかがえるが、普及度や高水準化の根拠は薄い。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    医薬品の製造と供給に関わる取組とわかるが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する理由は書かれていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    計数充填機の自動化は示されるが、デジタル技術や新ビジネスモデルの活用については書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    横須賀市森崎の立地と地域での教育支援の取組はあるが、地域特性を活かした付加価値創出は書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

群馬県製造業平成29年度

冷凍マグロ専用刺身醤油の試作開発

鰹節の厚さと抽出温度を管理するため、ガス式スチームコンベクション、小型鰹節削り機、プレハブ冷蔵庫、冷蔵ユニット、小型軽量充填機、打栓機を導…

効果:製造ロット 32.5kg→65kg

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。