ものづくり補助金平成30年度製造業石川県

顧客ニーズに応えた化粧箱封印仕様の自動化による効率化

TOWAKOメディカルコスメティック株式会社

成果1日2人で約800個の生産が限界だったが、導入後は1時間で約500個から600個を生産できるようになった

この事例のポイント

  • 化粧箱へのシュリンクフィルム封印は手作業に近く、1日2人で約800個の生産が限界だった。
  • 本事業で静電シール包装装置(シュリンク包装機)を導入した。
  • 1日2人で約800個の生産が限界だったが、導入後は1時間で約500個から600個を生産できるようになった。化粧箱をそのまま機械に流し入れるだけでシュリンク封印が完了するため、箱ごとの袋被せ作業が不要になり、生産性と品質の安定…

事業者のプロフィール

事業者名TOWAKOメディカルコスメティック株式会社
所在地石川県 能美市
業種化学工業
技術分野製造環境
従業員数8人
資本金2,000万円
設立2011年

事業の背景

化粧箱の封印は、簡易シール封印から、高級感を出すためのシュリンクフィルムによる密封封印へと顧客ニーズが変わってきた。主要取引先は化粧品メーカーなどで、OEM化粧品や自社ブランド「ラヴィージョ シリーズ」を扱う。最近は東南アジア向けの海外展開が強まり、OEM商品の受注が増える見込みである。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力化粧箱へのシュリンクフィルム封印は手作業に近く、1日2人で約800個の生産が限界だった。
  • 人手・技能化粧箱ごとに袋型フィルムを手作業で被せて半自動機で収縮させており、作業が煩雑で多くの稼働を要していた。
  • 納期・工程受注商品の納期短縮と今後の新規商品受注に応えるため、製造工程の効率化が必要になっていた。

やったこと

本事業で静電シール包装装置(シュリンク包装機)を導入した。化粧箱をそのまま装置に流し入れると、シュリンクフィルムが装着された状態で排出されるため、箱ごとの袋被せ作業が不要になった。化粧箱は5秒から10秒間隔で投入でき、1時間で約500個から600個を生産できるようになった。

加工機静電シール包装装置(シュリンク包装機)

事業の効果

  • 1日2人で約800個の生産が限界だったが、導入後は1時間で約500個から600個を生産できるようになった

化粧箱をそのまま機械に流し入れるだけでシュリンク封印が完了するため、箱ごとの袋被せ作業が不要になり、生産性と品質の安定が同時に実現した。これにより受注商品の納期短縮が進み、今後の新規商品受注や海外向け販売、新商品開発にも対応しやすくなった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性2

    化粧箱のシュリンク封印を顧客ニーズへの対応として記載しているが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは読み取れない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    海外向け販売や新商品開発への展開を述べ、顧客ニーズ変化に触れるが、自社の強み・弱みとの関係は具体的に書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    手作業のシュリンク工程を課題として示し、1日2人約800個から1時間500〜600個への生産性向上という数字で解決の効果を示している。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    従来の1日2人約800個の生産限界と、1時間約500〜600個という数値が示されている。賃上げ目標は読み取れないが高付加価値化の数値は具体的。

  • 事業を進める体制2

    従業員数8名は読み取れるが、補助事業を遂行する人材配置や事務処理体制の具体的記述は見当たらない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    顧客ニーズが高級感のあるシュリンク密封へ変わったと述べ、受注納期短縮への寄与も記載するが、ターゲットの明確化は薄い。

  • 事業化までの道筋2

    今後の海外展開や新商品開発に触れるが、スケジュールや課題解決方法の具体的な記述はわずかにうかがえる程度。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    化粧箱のシュリンク封印の一般的な普及度や認知度は書かれていないが、高級感を出す包装として位置付けられている点がうかがえる。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    海外向け販売や新商品開発を通じた受注獲得への寄与が述べられるが、雇用創出や波及効果の記述は読み取れない。

  • 費用対効果4

    約800個から500〜600個/時への生産性向上という数値が示され、投資に対する効果の大きさが具体的に読み取れる。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    石川県能美市の所在は書かれているが、地域の特性を活かした付加価値創出や地域経済への牽引については記載がない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

海外向けの販売戦略や新商品開発を進めるため、この設備投資は将来への必要な投資と位置づけている。先を見据えた経営計画のもとで実現していく予定である。

事業者の声

一貫して抽出の技術に研鑽を重ね続け、自然界の恵みが持つ機能性成分にこだわり続けてきました。地球環境を大切に守りながら、化粧品「原料化」~「製品化」を行い世の中の豊かな生活環境に貢献していきます。

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。