新たな加工方法による「原板パネルの製作」と、それを活用した「新商品の開発」を間伐材で
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮
セパレーターシステム工業株式会社
成果生産能力(原料) 200ℓ/日→3,000ℓ/日
| 事業者名 | セパレーターシステム工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 平群町 |
| 業種 | 化学工業 |
| 技術分野 | バイオ |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1984年 |
工業用機器の洗浄装置開発のノウハウを活かし、平成22年6月から異業種新連携の計画で消臭除菌剤「バイオイオナース」シリーズの開発からテスト販売まで取り組んだ。アルコール除菌が主流だった頃、アルコールの臭いや手荒れを訴える声に着目し、アルコール含有率を15%に抑えてクエン酸をベースにした消臭除菌剤を開発した。テスト販売の結果、本格販売の目途がついたが、現在の製造設備では品質、コスト、供給量のいずれも限界があった。
抱えていた課題
やったこと
原料製造機である純水装置を導入し、現状の200ℓ/日から3,000ℓ/日の生産能力を確保した。撹拌機、小型秤充填機などを導入し、従来の手作業と比べて作業効率を大きく改善した。安全キャビネットなどのデータ解析・検査機器を導入したことで、外部試験場への出張検査を内製化し、納期短縮とコストダウンにつなげた。これらの設備投資により発注量が増え、売上は1,000万円弱に到達した。
| 加工機 | 純水製造装置 |
|---|---|
| その他 | 貯留タンク |
| 加工機 | 撹拌機一式 |
| 加工機 | 小型秤充填機 |
| その他 | イージーパック |
| 検査測定 | インキュベータ |
| その他 | パーソナルクリーンベンチ |
| 検査測定 | 安全キャビネット |
| 検査測定 | コンパクトドラフト |
| その他 | 折り畳みコンテナ台 |
| その他 | サイド実験台 |
| 検査測定 | 化学天秤 |
| その他 | 冷凍冷蔵庫 |
| その他 | 空調関連設備一式 |
| 検査測定 | 微生物解析専用装置 |
| 検査測定 | PH計 |
新しい製品・サービス:消臭除菌剤「バイオイオナース」シリーズ。今後は“ノロ用”“防カビ用”“トイレ用”など用途が名前でわかるラインナップを投入する予定。
純水装置などの導入で原料の生産能力が日産200ℓから3,000ℓに増え、手作業の解消で作業効率が向上した。検査機器の導入により外部試験場への出張検査を内製化し、納期短縮とコストダウンを実現した。発注量と異業種からの発注が増え、売上は1,000万円弱に達した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成22年からの異業種新連携事業で消臭除菌剤を開発し、工業用洗浄装置のノウハウを活かした経緯が書かれており、事業の一貫性はうかがえる。
アルコールのデメリットに着目しアルコール含有率15%のクエン酸ベース製品を開発したとあり、差別化の方向は示される。市場規模や競合の記述は薄い。
生産能力200ℓ/日から3,000ℓ/日、売上500~700万円から1,000万円弱への増加など数字で課題と効果が示されている。
年間売上目標が1年目1,020万円、3年目5,080万円、5年目1億5,080万円と数字で示され、設備投資の内容も具体的である。
従業員数40名と記載はあるが、補助事業を遂行する担当体制や事務処理能力については書かれていない。
ノロ用・防カビ用・トイレ用など用途別のネーミングや実演販売など、顧客に選ばれる訴求方法が具体的に書かれている。
課題と施策は整理されているが、設備投資の導入時期や販売拡大の進め方は一部の記述にとどまる。
公開されている事例からは読み取れません。
アルコール除菌が主流の中で、クエン酸ベースで含有率15%に抑えた点が差別化として書かれている。
消臭除菌剤の開発や異業種連携は書かれているが、雇用創出や波及効果についての記述は少ない。
生産能力と売上が数字で示されており、投資と売上増の関係はうかがえるが、費用対効果の定量的記載はない。
異業種新連携による製品開発の取組はうかがえるが、先端的なデジタル技術の活用については書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
奈良県平群町の地域企業であることは書かれているが、地域特性を活かした雇用や成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
年間売上は1年目1,020万円、3年目5,080万円、5年目1億5,080万円を目標とする。試作開発で使った機械装置は平成27年11月を目途に生産転用する予定。
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮
首都圏の若者や海外市場への販路拡大を目指し、原料処理や低温貯蔵、急速加熱殺菌冷却など鮮度を保つ工程を強化した。
効果:作業人数 4人→3人
平成25年度補正中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業(ものづくり補助金)を使い、画像寸法測定器や洗浄機などを導入した。
効果:洗浄工程で約32分短縮