研削加工の生産性向上による5φ以下の極細パンチ市場への本格参入
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。
株式会社村中製作所
| 事業者名 | 株式会社村中製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県 小矢部市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,接合・実装,複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 16人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1981年 |
当社はプラスチック射出成形用金型の設計・製造を行い、自動車部品などの分野に製品を供給している。設計から製作、品質テスト、量産までを1社で完結できる体制により、高品質・短納期・低コストを実現している。海外への生産移転が進むなかでも国内企業の品質の高さや加工技術に優位性があり、近年はPEEKを用いた金型設計・製造に注力している。PEEK成形用金型は現在、電子部品用のものが多くを占めている。医療分野には平成22年ごろから進出の取り組みを行っており、現在の医療機器による売上は全体の数%にとどまっている。
抱えていた課題
やったこと
補助金により、4軸放電加工機とマシニングセンタを各1台、成形機を3台導入した。放電加工機は放電による熱で材料を加工する機械で、4軸の加工機により螺旋形状(はすば形状)など複雑な形状の加工が可能になった。これにより、介護関連の器具・装置に多く使われるねじ式の部品用金型にも対応できるようになった。4軸放電加工機は汎用性が高く、医療分野以外の金型製造にも活用でき、現在は自動車部品など他分野向けの金型製造でフル稼働になることも多い。
新しい製品・サービス:医療機器部品用のスーパーエンプラ(PEEK)金型
4軸放電加工機などの導入により、次代に対応する生産体制を構築する設備投資を行うことができた。多数の機械を導入したことで全体の生産レベルが底上げされた。メーカーや商社などの顧客に対して機械導入自体が高いPR効果をもち、医療機器関連の受注増も期待できる。
今回の設備拡充は先行投資の意味合いが大きく、医療機器による売上を今後数年で収益化し、将来的には全体の50%以上に引き上げたいと考えている。PEEKの需要は医療分野や自動車分野で今後高まると見込んでおり、スーパーエンプラ金型の生産体制を固めていく方針である。
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分