自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社石金精機
成果生産量 1倍→2倍
| 事業者名 | 株式会社石金精機 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県 富山市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 78人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1969年 |
1951年創業の測定器具専門工場で、工作機械や半導体装置などの精密機械部品の製作で業績を伸ばしてきた。リーマンショック後は全社売上の7~8割を工作機械事業が占めていたため、その依存からの脱却を図り、2011年3月に航空機関連部品の製造に着手した。世界の航空機需要は年平均5%程度増加し、20年後には2.5倍以上になると予測されている。
抱えていた課題
やったこと
5軸制御立形マシニングセンタ「MAM72-35V」を導入し、主翼部品をすべて1台の加工機で生産できるようにした。機械はパレット(作業台)を32個備え、工具は通常60本程度のところ160本を備えている。材料のセッティングや工具交換にかかる段取り時間も短縮され、加工速度も向上した。これにより材料の入れ替えなしで24時間連続無人稼働が可能になり、大型部品の加工にも対応できるようになった。
| 加工機 | 5軸制御立形マシニングセンタ「MAM72-35V」 |
|---|
24時間連続無人稼働が実現し、航空機関連部品の生産体制が大幅に改善された。生産量は従来の2倍となり、売上は導入前の約5倍に伸びた。製作部品の種類も300品種増えて700点となり、大手重工から機体部品加工の新規受注を獲得した。安定した品質で量産でき、短納期にも対応できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
2011年に航空機部品に着手し2013年にJIS Q9100取得、2014年に専用新工場建設と経緯が具体的で、一貫した事業展開が読み取れる。
世界の航空機需要の年平均5%増や2.5倍予測など市場は示されるが、自社の強み・弱みと競争優位の関係は説明が薄い。
採算ベースの受注数量と生産数量増のため24時間無人稼働が不可欠とし、生産量2倍・売上5倍と課題解決の成果が数字で示されている。
月最大440時間稼働を700時間に引き上げ、生産量2倍、売上約5倍、航空機割合を1割から2割へと数値目標と実績が明示されている。
社内で材料手配から加工・検査まで一貫対応できる体制や社員数78人の記載はあるが、プログラマー育成は課題とされ、体制の具体性は限定的。
航空機部品の高品質・短納期ニーズ、複数工程をまとめて発注する顧客傾向、大手重工からの新規受注を挙げ、選ばれる理由が示されている。
2016年時点で休日稼働や700時間稼働への引き上げ、2年後の割合目標などスケジュールはあるが、課題解決の具体的方法は示されていない。
航空機事業は設備投資や認証取得で資金負担が重いとの記述のみで、資金調達の見込みや財務状況は示されていない。
航空機部品は高度な品質が求められる分野と述べられるが、普及度や高水準の高付加価値化の裏付けは限定的。
国産ジェット機MRJや防衛省向け輸送機の市場拡大は触れられるが、経済波及や雇用創出など国が補助する理由の記述は乏しい。
生産量2倍、売上約5倍、700点の部品種類増と効果は数字で示されるが、補助金額と費用対効果の関係は書かれていない。
24時間無人稼働や大型部品対応は示されるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は具体的に書かれていない。
航空機産業は市場拡大が期待される分野として新事業の柱と位置づけられ、業態転換の方向性は読み取れる。
富山県内6社による航空機部品共同受注グループ設立などの地域連携が示されるが、雇用や地域成長への定量的効果は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
2年後に全社売上に占める航空機部品の割合を2割へ引き上げ、今後は海外展開にも挑む。休日も無人でフル稼働させる計画で、安定したプログラムを作成するプログラマーの育成が今後の課題である。また、2016年4月に県内メーカー6社と「富山県航空機部品共同受注グループ“ソラトヤマ”」を設立し、ネットワークを活かして受注拡大を目指す。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分