ものづくり補助金平成25年度製造業山梨県

先染織物とプリントによる「ハイブリッドテキスタイル」の開発販売

株式会社川栄

この事例のポイント

  • ネクタイ生地を主体とする既存製品だけでは今後生き残りが難しいと考え、新たな取り組みが必要だった。
  • 先染織物にプリントを施す「ハイブリッドテキスタイル」の開発に取り組んだ。
  • 織物の重厚感とプリントの多彩な表現を併せ持つ新しい生地が完成し、有名ブランドの展示会で披露されて高い評価を得た。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社川栄
所在地山梨県 南都留郡西桂町
業種繊維工業
技術分野複合・新機能材料
従業員数19人
設立1978年

事業の背景

主にネクタイ向けの織物生地を生産しており、国内外のメーカーから高い評価を得ている。しかし既存のネクタイ生地中心の製品だけでは今後の生き残りが難しくなると考えられた。同社は郡内織物の伝統技術と独自技術を持つ。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術ネクタイ生地を主体とする既存製品だけでは今後生き残りが難しいと考え、新たな取り組みが必要だった。
  • 生産能力先染織物は重厚感や凹凸感など独特の風合いがあるが、デザインや色表現に限界があった。
  • コスト・採算後染め生地へのプリントは表現の幅は広いが、白生地のため独自性に欠け、コストもかかり、高級感にも欠けるという問題があった。

やったこと

先染織物にプリントを施す「ハイブリッドテキスタイル」の開発に取り組んだ。実施工程は3つで、ハイブリッドテキスタイル用の織物デザインのプリント図案化として、付属ソフトのオペレーションやプロファイル作成技術を習得し、専属デザイナーも育成した。次に既存のプリント工場から白生地の仕様などを学び、オリジナルのプリント用先染生地を作り、テキスタイルプリンターでプリントして発色性の確認と改善を繰り返した。さらに一般社団法人カケンテストセンターで染色堅牢度試験を行い、同センターの生地検査基準を目標に品質を確認した。

  • 加工機テキスタイルプリンター
  • ソフトハイブリッドテキスタイル付属ソフト

新しい製品・サービス:先染織物とプリントを組み合わせたハイブリッドテキスタイル

事業の効果

織物の重厚感とプリントの多彩な表現を併せ持つ新しい生地が完成し、有名ブランドの展示会で披露されて高い評価を得た。織物、プリント、新しい生地をワンストップで製造できるようになり、時間面とコスト面で大きなメリットが生まれた。付加価値の高い商品はコスト競争に巻き込まれにくく、他の商品のコストの主導権も取れると見込まれている。

今後の展望

今後のオーダーに期待がかかっている。取引先から信頼され期待される企業になることを目指している。

事業者の声

お客さまに良いものをお届けしたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。