ものづくり補助金平成25年度情報通信業山梨県

道の駅を核とした新しい発想の通販サイトの開発

株式会社 シー・シー・ダブル

この事例のポイント

  • 山梨の特産品を揃えた魅力ある通販サイトがなく、道の駅や直売所の商品を電話からインターネットまで一括で扱える仕組みを作る必要があった。
  • 山梨各地の道の駅や特産物直売所と連携し、山梨ならではの特産品を揃えた通販サイト「ぐーもも倶楽部」を開設した。
  • 山梨の特産品を揃えた通販サイトを開設し、道の駅や直売所の商品を電話やインターネットなどさまざまな方法で購入できるようにした。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社 シー・シー・ダブル
所在地山梨県 甲斐市
業種情報サービス業
従業員数120人
資本金1,000万円
設立1978年

事業の背景

株式会社シー・シーダブルは情報処理サービス業で、テクニカルサポートやコンタクトセンター業務を専門としており、サードラインに相当する高度な人材とノウハウを持つ。新事業として地域の特産物販売を総合的に支援するBPOサービスの構想があった。山梨各地の道の駅や特産物直売所は地域独自の商品で人気があり、周辺道路が県外車で渋滞する道の駅もあるが、通販や顧客管理までできているところは少なかった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術山梨の特産品を揃えた魅力ある通販サイトがなく、道の駅や直売所の商品を電話からインターネットまで一括で扱える仕組みを作る必要があった。
  • 販路・情報発信道の駅や直売所は販促に繋がる顧客管理やデータ管理がほとんどできていなかった。

やったこと

山梨各地の道の駅や特産物直売所と連携し、山梨ならではの特産品を揃えた通販サイト「ぐーもも倶楽部」を開設した。販売品目は農産物に限らず、加工乳、ハム、ジビエ、ジュースなど人気の高いおすすめ商品を取りそろえた。ECサイトの運営、顧客管理、商品管理を行い、ヘルプデスクと呼ばれるコールセンターを設置して、インターネット、ファックス、メール、電話のあらゆるメディアから利用できるようにした。あわせて生産者や製作者の思いを伝える「ぐーももものがたりサイト」を立ち上げ、ファンを集めるための情報発信とコミュニケーションを行う運営を始めた。

新しい製品・サービス:道の駅を核とした新しい発想の通販サイト「ぐーもも倶楽部」および、生産者や製作者の紹介を行う「ぐーももものがたりサイト」。

事業の効果

山梨の特産品を揃えた通販サイトを開設し、道の駅や直売所の商品を電話やインターネットなどさまざまな方法で購入できるようにした。電話で直接話しながら注文や相談ができるため、PCでの買い物に慣れない高齢者も利用しやすくなった。ECサイトの顧客管理やデータ管理により販促につなげられる体制ができ、通販にとどまらずイベントなどへ発展する可能性が生まれた。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.8 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    テクニカルサポートやコンタクトセンターを専門とする事業を背景に、通販サイト構築へ発展させた経緯が書かれているが、経営戦略上の位置付けは詳述されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    山梨の道の駅や特産直売所との連携、県産品の専門店・生産者への声掛けなど、地域資源と自社のサポート力を組み合わせた強みが具体的に書かれている。

  • 課題の認識と解決3

    顧客管理やデータ管理が不足している道の駅通販の課題を挙げ、ヘルプデスク併設で解決する方向が示されているが、数値目標はない。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制4

    従業員数120人、サードラインまで対応可能な高度な人材とノウハウを持つ専門業者であることが具体的に書かれている。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    道の駅の人気や県外車の渋滞、リピーターの存在など需要の裏付けがあり、生産者の顔が見える信頼性が選ばれる理由として整理されている。

  • 事業化までの道筋3

    商品拡充、ものがたりサイトの立ち上げ、イベント構想など段階的な方向は示されているが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    道の駅の通販に顧客管理・データ管理を組み合わせる点は特徴的だが、高付加価値化や高価格化の数値は示されていない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用3

    県産品の販売支援や生産者の成り立ちを伝える取組で地域産業への助力が書かれ、地域経済への効果が示唆されている。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献3

    ECサイト運営や顧客管理を電話・FAX・メールなど多様な窓口で結び、地域特産品の流通を支える仕組みが書かれている。

政策面60%
  • 成長分野への進出2

    地域の特産品を通販で販売する方向性はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は乏しい。

  • 地域経済への波及4

    山梨の道の駅や直売所、生産者と連携し、地域特産品を全国へ販売する地域の資源を活かした事業であることが具体的に書かれている。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

県産品の新商品開発や掘り起こし、交流イベントの開催など、今後さらに発展させたい取り組みが多くある。

事業者の声

「『ぐー』は google や good、そして global にも通じる goo『ぐー』です。」

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。