画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
サカイ産業株式会社
成果汚れの発生量 1倍(レピア織機比)→0.1倍(レピア織機比)
| 事業者名 | サカイ産業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 島田市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 184人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1955年 |
サカイ産業は、高機能繊維を使った産業用織物と、高機能繊維に樹脂を加えて成形した繊維強化プラスチック(FRP成形品)を主要製品とする、産業用繊維資材の開発・成形加工のパイオニアである。中小企業として少量多品種を基本方針とし、ガラス、カーボン、アラミドなど主要な高機能繊維をほぼすべて扱う。5mmから最大4m幅まで多様に対応できる製織技術が強みで、繊維製造メーカーからの信頼も厚い。過去にもものづくり補助金を利用して成果を上げてきた。
抱えていた課題
やったこと
エアージェット織機を導入し、接触のないヨコ糸の供給により、複雑な8枚朱子織の織物を試作・製織できるようにした。8枚朱子織では、タテ糸を上下させる枠が複雑な動きをするため、枠を一枚ごとに動くタイミング・量・スピードを制御できる設備を選定した。タテ糸を巻き取る張力の設定、ヨコ糸がタテ糸に当たらないようにするためのヨコ糸入れのタイミングなどを調整した。
新しい製品・サービス:エアージェット織機による8枚朱子織の織物
エアージェット織機の導入により、課題だった汚れが大幅に減少した。密度、厚さ、質量、引張試験でもばらつきが少なく、安定して製織できることが確認された。レピア織機の5倍以上の速度で生産できるようになり、生産性も向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
事例では「ものづくり補助金」を過去に何度か利用し成果を上げてきたとあり、製織技術の強みとの一貫性がうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
国内で当社を含め2社しかできない5mm〜4m幅の製織技術が強みと記載され、顧客要求に応えるため導入したとある。
課題として汚れの発生を特定し、レビア織機に比べ汚れを10分の1以下に減らし、5倍以上のスピードで生産可能になったと具体的に書かれている。
汚れ10分の1以下、生産速度5倍以上と数値はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
技術グループの増田主任らがリーダーとして開発に取り組んだと記載があるが、体制の詳細や人材数は書かれていない。
顧客要求への対応と、繊維製造メーカーからの厚い信頼が示されているが、ターゲットや選ばれる理由の整理は限定的。
今後は出荷時期に合わせた品質向上や製織技術の高度化を探求するとあるが、具体的なスケジュールや方法は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
本来は平織向けの機械である織機で、複雑な8枚朱子織を可能にした革新的取り組みと書かれ、同分野で高水準の高付加価値化が示唆される。
食品用の乾燥ベルトにも使用されていると製品の用途が示されるが、波及効果や雇用創出についての記述はない。
汚れ10分の1以下、5倍以上の生産速度と数値で効果が示されるが、補助金投入額との費用対効果は書かれていない。
エアージェット織機という技術の活用は書かれるが、先端デジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献は明記されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
島田市に本社所在地があると記載されるが、地域の特性を活かした雇用や経済成長への言及はない。
出荷時期に合わせてさらなる品質の向上を図る。長さ100mの中に1個あるかないかの汚れにも対応するため、製織技術の向上に努める。さらに効率的な生産も可能と考えられるため、製織技術の高度化を探求していく。
市場は小さくても、その中で占有率を高くする。中小企業が生き残るには少量多品種。コアな技術でどんなニーズにも応える姿勢です
公式の事例集より(原文のまま)
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%