回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社パレット
成果プリンの冷却時間 180分→100分
| 事業者名 | 株式会社パレット |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 大津市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 45人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1988年 |
当社は1987年に創業し、現在5店舗を運営する洋菓子店である。消費者ニーズは安さ重視からプレミアム消費へ移り、少しでも美味しく安全安心な商品が求められている。お土産需要やカジュアルギフト、高齢者需要では個包装対応が必要になっていた。
抱えていた課題
やったこと
職人技術を要しない工程に設備投資を行った。プラストチラーを導入し、均質な急速冷却により冷却時間を短縮するとともに、細菌発生温度帯の短時間通過で安全性を高めた。プリンの場合は従来180分が100分になり、45%の時間短縮ができた。閑散期に製造して在庫でき、繁忙期には人手を製造に集中できるようになった。個別包装機を導入して個包装工程を機械化し、手包装で毎時90〜180個だったものが機械包装で毎時600〜3,600個になった。
| その他 | プラストチラー |
|---|---|
| 加工機 | 個別包装機 |
新しい製品・サービス:焼き菓子の新たな商品開発、ギフト仕様の商品、高付加価値ギフト商品。
冷却と個包装の機械化により作業時間が短縮され、繁忙期の労働負荷と販売機会ロスが減った。小ロット多品種生産が可能になり、ギフト商品の展開や新規販路の開拓につながった。焼き菓子の売上高は10%拡大し、利益率も大きく向上した。従業員満足と顧客価値の向上にもつながっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の100年素材や一店舗一厨房主義など一貫した方針が書かれ、ギフト・焼き菓子強化との関係は読み取れるが、戦略上の位置付けの明記は薄い。
プレミアム消費へのシフトと作りたての鮮度・良質素材という強みは書かれているが、競合比較や市場データは示されていない。
冷却工程と手作業の個包装がボトルネックと特定され、プリン180分が100分へ45%短縮、手包装毎時90〜180個が機械で600〜3,600個と具体的に示されている。
しあわせスフレが1万個から12万個、ギフト売上比率25%から40%(2020年度目標)など数値目標はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
国家資格や社内技術認定による人材育成、3年定着率92%が書かれ、体制の一端はうかがえるが、補助事業を遂行する事務体制の記述は少ない。
ギフトや個包装需要、お土産・高齢者需要などターゲットと顧客ニーズが整理され、ホテルへの採用実績も示されている。
導入後の成果は書かれているが、中長期の課題検証や実施スケジュールについての記述はほとんどない。
公開されている事例からは読み取れません。
百人一首など高付加価値ギフトの展開は書かれるが、洋菓子ジャンルの普及度や高価格化の水準を示す記述は薄い。
地域のホテルや宿泊施設への採用、地域を代表する土産商品の記述はあるが、波及効果や雇用創出の規模は示されていない。
生産性が大幅向上し焼き菓子売上10%拡大、利益率向上と書かれるが、補助金額と付加価値増加の関係を示す数値はない。
個包装機による生産方式の改善は書かれているが、先端デジタル技術や業界全体のイノベーションへの貢献は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
滋賀県大津市の地域店舗と地域ホテルへの販路拡大が書かれ、地域密着の強みは読み取れるが、雇用創出の数値は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
「人づくり」を経営の中核と考え、「モノづくり」革新を土台に女性社員が長く働ける環境と人材育成に取り組む。女性幹部への事業承継を進め、「魂の伝承」を目指す。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。