ものづくり補助金平成25年度情報通信業大阪府

知育・教育アプリケーションの多言語化とWindows対応事業

株式会社ユニティ

成果開発アプリ数 11本→50本

この事例のポイント

  • OSごとに異なるプログラムでシステムを開発していたため、開発が非効率だった。
  • 「あそんでまなぶ!」シリーズを海外のターゲットに合わせて10カ国の言語に対応させた。
  • 開発アプリ数 11本→50本。一つのプログラムで三つのOSに対応できるようになり、開発スピードが向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ユニティ
所在地大阪府 大阪市
業種情報サービス業
従業員数14人
資本金1.5億円

事業の背景

同社はウェブシステム開発とアプリケーション事業を核にしており、主力製品は3歳から9歳の子どもを対象とした知育・教育アプリ「あそんでまなぶ!」シリーズである。日本の少子高齢化を背景に、サービス展開の前から海外展開を視野に入れていた。国内では政府のギガスクール構想が進んでいる一方、ICT教育に対応した教員の知識や教材が不足するという課題があった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力OSごとに異なるプログラムでシステムを開発していたため、開発が非効率だった。
  • 販路・情報発信製品が多言語に対応しておらず、海外展開が進められなかった。

やったこと

「あそんでまなぶ!」シリーズを海外のターゲットに合わせて10カ国の言語に対応させた。ほか4種のアプリにも英語を実装した。従来はOSごとに別々のプログラムで開発していたため、一つのプログラムでiOS・Android・Windowsの三つのOSに対応できるようにした。多言語化したアプリを試作し、開発スピードを高めた。

事業の効果

  • 開発アプリ数 11本→50本

一つのプログラムで三つのOSに対応できるようになり、開発スピードが向上した。製品ラインアップが充実し、開発したアプリは当時の11本から50本以上に増えた。多言語化により海外のターゲットに合わせた展開が可能になった。国内の教育機関でもアプリが活用され、教育水準の向上に役立っている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.7 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    平成25年度の補助事業で知育アプリを多言語化しOS対応したとあり、既存製品の展開強化として一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    日本の少子高齢化を鑑み海外展開を視野に入れ、ベトナム等の企業と連携して10カ国言語に対応したとあり、外部環境と強みを踏まえた内容が読み取れる。

  • 課題の認識と解決3

    課題として各OSへの個別開発が非効率だった点が挙げられ、一つのプログラムで三つのOSに対応した解決策が示されているが、高付加価値化への道筋は具体性が薄い。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    当時11アプリから50アプリ以上の開発を実現したと数字が示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    従業員14名の会社であることは書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記述は見当たらない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    3歳から9歳を対象とし、遊びながら勉強への意欲を高める点、教育機関で活用されている点など、顧客ターゲットと選ばれる理由が整理されている。

  • 事業化までの道筋2

    今後は100本開発と東南アジアでのサービス展開強化を目標にしているとあるが、遂行方法やスケジュールの記述は限定的である。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    ICT教育向けの教育アプリという分野で、10カ国語対応や三OS対応による製品ラインアップの充実が示されているが、高価格化などは書かれていない。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用3

    少子高齢化の社会情勢やICT教育の推進、教育水準向上への貢献などが書かれ、国が支援する意義の一部はうかがえる。

  • 費用対効果2

    補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果を示す数字は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献3

    ICT教育や障害者支援学級への導入などが書かれ、教育分野でのデジタル活用の貢献はうかがえるが、サプライチェーンへの言及はない。

政策面40%
  • 成長分野への進出2

    ICT教育の推進や海外展開がうかがえるが、日本経済の構造転換に資するという記述は見当たらない。

  • 地域経済への波及2

    大阪市の企業である点はうかがえるが、地域の特性を活かして雇用や地域経済を牽引するという記述はほとんどない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

東南アジアでのサービス展開を強化し、100本のアプリ開発を目標にしている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。