生産設備連結による生産性の向上と小ロット対応による、新規マーケットの獲得と販売拡大計画
本補助事業で、印刷機と糊付け機を連結する「オートマチック・スタッカ連結コンベア」を導入した。
効果:生産性も2割の向上がみられた。
株式会社豊里金属工業
成果加圧能力 300t→1,000t
| 事業者名 | 株式会社豊里金属工業 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市東淀川区 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 14人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
「豊里金属工業」は、鉄・アルミ・ステンレス・チタン・銅など多様な金属を板厚0.025〜16mm以上で加工する試作板金加工を中心とする企業である。主要顧客は家電産業で、従来は多数を試作して新製品を生み出してきたが、現在は3Dデータで検討を重ねた上で少数を試作する手法に変わっている。家電分野ではこれまで電子レンジなどの小型板金部品が主だった。
抱えていた課題
やったこと
補助事業では、加圧能力1,000tの油圧プレス機を真鍋鉄工(株)(大阪市大正区)にオーダーメードで発注して導入した。新しいプレス機のベッド面は1,300×1,300mmで、大きなサイズの加工品を一度にプレスできる。従来の300tプレス機では数回に分けて絞っていた加工品も一度の加工で行えるようになった。例えば70インチテレビのステンレス製バックパネルのように、加圧能力不足でひずみが生じやすい大型の複雑な絞り加工にも対応できるようになった。また、ヤマザキマザック製マシニングセンター「VCS530 CLH」を導入し、複雑形状の金型加工のスピードと精度を上げた。
| 加工機 | 油圧プレス機(加圧能力1,000t、ベッド面1,300×1,300mm) |
|---|---|
| 加工機 | ヤマザキマザック製マシニングセンター「VCS530 CLH」 |
新しい製品・サービス:大型家電の試作部品
加圧能力の向上により、従来は数回に分けて絞っていた加工品を一度の加工で仕上げられるようになり、納期のさらなる短縮につながった。大型プレスによって洗濯機など一回り二回り大きい家電製品の受注がとれるようになり、受注製品の多様化に手応えを得ている。既存顧客からも新たな種類の製品の試作依頼が増え、受注は着実に伸びている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成26年にものづくり補助金で高効率加工機を導入し、今回も加工能力の拡張を進めた流れが読み取れる。戦略上の位置付けは明記が少ない。
家電試作で3Dデータ検討後の少数試作へ市場が変化したと分析し、1,000tプレスで大型家電試作に参入した点が具体的に書かれている。
加圧能力不足によるひずみやガラス割れのリスクを課題として挙げ、1,000tプレス導入と一度加工による納期短縮で解決する計画が示されている。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。納期短縮や海外対応の方向性のみ。
社長と専務の体制や社員が貿易業務を学んでいる点はあるが、人員数や事務体制の具体的記載は限定的。
ターゲットは家電産業、顧客は海外日系企業と明確で、品質・短納期・低価格を選ばれる理由として整理している。
海外対応へ向けた社員の貿易業務学習や体制整備の着手が書かれるが、スケジュールや課題解決方法は具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
板厚6mmのハイテン材の絞り、同業他社で対応できない難加工を受けるなど、高付加価値の加工分野で差別化が示されている。
大型家電試作の地域内での受注や海外日系企業への供給を述べるが、雇用創出や波及効果の記載は弱い。
従来300tで数回に分けていた加工が一度で可能になり納期短縮につながると書かれるが、投資額に対する効果の数値はない。
ネット環境で遠方との技術打ち合わせを可能にしたとあり、デジタル活用は読めるがサプライチェーンへの貢献は限定的。
海外展開や大型家電分野への進出は書かれるが、日本経済の構造転換に資する旨の記述は薄い。
大阪市東淀川区の地域企業として大阪の協力会社と連携する点はあるが、地域特性を活かした成長牽引の記載は限定的。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
海外の日系顧客と直接やり取りできる環境を整えるため、インボイスなど貿易業務の勉強を社員が進めている。顧客が望む納期とコストを海外でも提供できるよう、体制整備を加速している。
展示会でも足を止めてくれる人が増え、加工品を見て『ここまでできるのか』と言われることも
公式の事例集より(原文のまま)
本補助事業で、印刷機と糊付け機を連結する「オートマチック・スタッカ連結コンベア」を導入した。
効果:生産性も2割の向上がみられた。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%