ものづくり補助金平成24年度千葉県

インライン成形機を導入するボトルメーカーに対する試作金型及び実装金型の短納期製作

株式会社下田金型工業

成果1型あたりの加工時間 3日間→1.5日間

この事例のポイント

  • 複雑化したペットボトルの形状に対応するため、迅速な試作型でのテスト成形が必須となっていた。
  • 3Dプリンターにより樹脂製試作金型を製作し、マイクロブラスト機で表面処理を行った。
  • 1型あたりの加工時間 3日間→1.5日間。一貫加工により1型あたりの加工時間が短縮され、樹脂製試作金型の製作日数も大幅に短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社下田金型工業
所在地千葉県 千葉県用市
業種金属製品製造業
技術分野金属プレス加工
従業員数19人
資本金1,000万円
設立1983年

事業の背景

当社は成形機を販売する企業を介し、国内各飲料メーカー向けに金型を製作している。清涼飲料水の容器別生産量では、缶、瓶、紙容器が低迷する中、ペットボトルだけが生産量を伸ばしている。各飲料メーカーは機能性・デザイン性を重視したペットボトルの開発に力を注いでいる。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術複雑化したペットボトルの形状に対応するため、迅速な試作型でのテスト成形が必須となっていた。
  • 納期・工程量産体制確立までのスピードが顧客の最重要課題であり、アルミ製試作金型では製作に7〜8日間かかっていた。
  • 人手・技能手作業での磨きによる表面処理は作業者ごとにバラツキがあり、量産用金型の仕上がりを揃えるのに多くの作業時間を費やしていた。
  • 人手・技能量産用金型の角度傾げ加工を人の手で行う必要があった。

やったこと

3Dプリンターにより樹脂製試作金型を製作し、マイクロブラスト機で表面処理を行った。当社で製作したアルミ製試作金型と同形状の樹脂製試作金型を数種類製作して実際に成形を行い、金型の強度や成形ボトルの仕上がりを比較検証した。サンドブラスト機(マイクロブラスト機)を導入して金型表面の仕上がりを均一化した。ゆりかご式治具と可変式の角度バイスを組み合わせ、MC機による量産用金型の一貫加工を実現した。

  • 加工機3Dプリンターマイクロブラスト機MC機ゆりかご式治具・角度バイス

新しい製品・サービス:3Dプリンターによる樹脂製試作金型と、ゆりかご式治具・角度バイスによる量産用金型の一貫加工を組み合わせた、試作型から量産型までを通した金型製造方式。

事業の効果

  • 1型あたりの加工時間 3日間→1.5日間
  • 樹脂製試作金型の製作日数 7日間→3日間
  • マイクロブラスト機による表面処理により、1型あたり約2時間の作業時間短縮が可能

一貫加工により1型あたりの加工時間が短縮され、樹脂製試作金型の製作日数も大幅に短縮された。マイクロブラスト機による表面処理で1型あたり約2時間の作業時間が短縮され、仕上がりの均一化により作業の効率性も向上した。今後は無人運転の拡大による納期短縮と人件費削減を目指している。

今後の展望

今後は樹脂製試作金型の軽量化による材料費削減、マイクロブラスト機の最終仕上げ検証を進め、量産用金型の品質向上と加工時間短縮を目指す。

事業者の声

初めての「公的支援補助金事業」という事もあり、戸惑いも多くありましたが、本事業を遂行できましたのは、関係各機関の皆様方のご支援の賜物と深く感謝しております。ご協力いただいた皆様のご期待に沿えるよう、本事業の更なる発展を目指してまいります。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。