ものづくり補助金平成25年度不動産業、物品賃貸業兵庫県

遊休施設(旧映画館)を有効利用した地域コミュニティスペースとビジネス空間の創出

有限会社石橋設計

この事例のポイント

  • 映画館の入場料だけでは事業として成り立たず、収益源を多様化する必要があった。
  • 劇場を譲り受け、地元内外の個人、商店街、グループや地元企業に新しい会員になってもらった。
  • ロビーのカフェ・バーや小ホールのフリースペースにより、映画を見なくても立ち寄れる地域の居場所が生まれた。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社石橋設計
所在地兵庫県 豊岡市
業種不動産賃貸業・管理業
設立2007年

事業の背景

豊岡劇場(豊劇)は昭和2年に芝居小屋として開業し、社交ダンスの舞台、戦時中の倉庫を経て映画館として地域に親しまれたが、平成24年に閉館した。総人口8万人の一地方都市であり、映画館だけの運営は事業として厳しいとされた。運営主体の石橋設計は不動産事業や飲食店経営を行ってきた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 販路・情報発信映画館の入場料だけでは事業として成り立たず、収益源を多様化する必要があった。
  • 集客・繁閑映画館として再開するだけでは、総人口8万人の地方都市で継続的な集客を確保することが難しいと判断された。

やったこと

劇場を譲り受け、地元内外の個人、商店街、グループや地元企業に新しい会員になってもらった。国の補助金を活用し、映画上映システムをデジタル化した。ロビーはカフェ・バーとして再生し、小ホールは座席をなくして地域コミュニティーやクリエイターのためのフリースペースに変更した。大ホールは原形を維持しつつ、映画上映に加えてイベントなども行えるようにした。カフェ・バーでの飲食、グッズ販売、ホールのレンタル、テナント募集、年会費制の豊劇ファンクラブにより収益を確保している。

  • 加工機映画上映システムデジタル機器

事業の効果

ロビーのカフェ・バーや小ホールのフリースペースにより、映画を見なくても立ち寄れる地域の居場所が生まれた。小ホールは地域のクラブ活動やワークショップの場となり、大ホールはイベントにも使えるようになった。無声映画の音楽付けワークショップや移動上映会などで地元の新たなネットワークも広がりつつある。飲食、レンタル、テナント、会費などを組み合わせて利益を生み、運営の安定化を図っている。

今後の展望

今後は室内駐車場をテナント店舗に改装し、日々の収益を上げて劇場の運営を続けていく計画である。周辺に飲食店などを集め、豊岡市民だけでなく但馬・京丹後エリアの市民や広域の観光客を対象にしたイベントでまちのにぎわいをつくりたいとしている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。