湯治機能に着目した一貫サービスの提供による健康増進・病気予防事業
本事業では、旧クラブスペースを改装し、身体の抗酸化及び免疫機能を高める抗酸化陶板浴装置を設置した。
株式会社ますの井
| 事業者名 | 株式会社ますの井 |
|---|---|
| 所在地 | 大分県 豊後大野市 |
| 業種 | 宿泊業 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 310万円 |
| 設立 | 1958年 |
豊後大野市三重町の老舗宿ますの井は、従来のビジネスや宴会での利用が中心だった。大分県は温泉観光で知られるが、豊後大野市と津久見市には既存の温泉施設がない。原尻の滝や稲積水中鍾乳洞は日帰り観光客が主体で、2013年にジオパークに認定されたものの宿泊客誘致にはつながっていない。市内の宿泊施設6施設もビジネスや工事関係の利用が中心である。一方で市内にはサン・スポーツランドみえをはじめ、野球場、サッカー場、テニスコート、体育館、温水プールなどスポーツ施設が集積している。
抱えていた課題
やったこと
スポーツ合宿に特化した宿へ業態転換するため、「宿泊」「練習機材」「ミーティング機材」「雨天時対応」の4部門で設備を検討した。館内には大型ランドリーコーナーを設け、洗濯機・乾燥機を無料で使えるようにした。大型製氷機、大型テント、スピーカーシステム、プロジェクターなど合宿に必要な機器・道具を常備し、野球部のためにバッティング場とピッチングマシーンも導入した。宿泊は人数に応じて和室をアレンジし、洋室にはスタッキングベッドを入れてツインルームを4人部屋として使えるようにした。食事はアスリートフードマイスターがスポーツ栄養学を取り入れた料理を提供し、会場は飲食物の持ち込み自由でオールナイト使用可のコンパ会場とした。
県外からの合宿受け入れが次第に増え、関西方面の学生団体や韓国の学生野球部の長期合宿の誘致にも成功した。利用者の口コミで評判が広がり、毎年のシーズンに再び申し込みが来るリピート率も高いという。料金は平均で1泊3食6,500円と格安だが、客室係のサービスが不要なため利益率は高い。受け入れ開始後は売上高が微増し、営業利益は格段に増加した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
旧来の地方旅館から「スポーツ合宿に特化した宿」へ業態転換したと記載があり、経営戦略上の位置づけは示されているが、過去の取組との連続性は具体的に書かれていない。
豊後大野市に野球・サッカー場や温水プールが集積する一方、他地域は合宿受け入れ宿が多いとの比較があり、強み・弱みを踏まえた立地上の優位性が読み取れる。
ビジネス・宴会利用の減少という課題認識があり、スポーツ合宿対応への転換で年間6,000泊の受け入れ体制を整えたと記載がある。
年間6,000泊の受け入れ体制や利益率の大幅アップが示されるが、付加価値額や賃上げの目標数値は書かれておらず、実現可能性の判断材料は限られる。
アスリートフードマイスターによる食事提供の記載はあるが、補助事業を遂行する人材体制や事務処理能力に関する記述はほぼない。
大自然に囲まれスポーツに専念できる点、1泊3食6,500円の格安料金、リピート率の高さなど、顧客ターゲットと選ばれる理由が具体的に読み取れる。
周辺宿泊施設との共同事業やインバウンド誘致の今後の方針はあるが、遂行方法やスケジュール、課題解決の方法は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
スポーツ合宿特化型ホテルへの転換は地域では新しい取組とされるが、業界全体の普及度や高単価化の水準は書かれていない。
ジオパーク認定後も宿泊誘致に至っていない地域課題に対し、旅館組合でのスポーツ大会誘致宿泊補助金など地域への波及が示される。
営業利益は格段に増加したと記載があるが、補助金投入額に対する付加価値額の増加など費用対効果の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
観光・スポーツツーリズムという成長分野への進出が書かれるが、日本経済の構造転換に資するとの記述は見当たらない。
豊後大野市の地域特性であるスポーツ施設の集積と自然環境を活かし、宿泊誘致と地域の旅館組合・周辺施設との連携につながる事例として具体的に読み取れる。
インバウンド客誘致に積極的に取り組み、周辺宿泊施設と共同で宿泊補助金を設けて宿泊客誘致を進める。
本事業では、旧クラブスペースを改装し、身体の抗酸化及び免疫機能を高める抗酸化陶板浴装置を設置した。
調理・配膳室を全面レイアウトし直し、調理器具、作業台、収納棚等を設置した。
家庭で手軽に食べられるよう、天然すっぽんスープをレトルトパウチにした商品を開発した。