ものづくり補助金平成27年度不動産業、物品賃貸業山口県

次世代スクリーンマネジメントシステムと 高画質映像の融合

株式会社ストロベリーメディアアーツ

成果設備の導入前と導入後でいずれも50%以上の削減を実現した

この事例のポイント

  • 4K関連案件が顕著に増えているが、LEDディスプレイ等に映像を表示させる設備が陳腐化しており、4K規格に対応できないことが弱点だった。
  • 当社の要求機能を満たすスクリーンマネジメントシステムを調査した結果、BARCO社製のスクリーンマネジメントシステムと同社スモールコントローラーの組み合わせが最適と判断して導入した。
  • 設備の導入前と導入後でいずれも50%以上の削減を実現した。4K対応の設備導入により、4K規格を含む要求機能を実現でき、これまで同業他社からのレンタルに依存していた機材をオペレー…

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ストロベリーメディアアーツ
所在地山口県
業種物品賃貸業

事業の背景

当社が身を置く放送・映像業界では、3D映像、プロジェクションマッピング、ドローンを利用した空撮、4K・8K等の新技術が次々と生み出されている。昨今は4K関連案件が顕著に増加している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術4K関連案件が顕著に増えているが、LEDディスプレイ等に映像を表示させる設備が陳腐化しており、4K規格に対応できないことが弱点だった。
  • 人手・技能高度化する顧客ニーズに応えるため、4K対応の映像技術を扱う人材と技術を自社内に蓄積する必要があった。
  • 生産能力コンサート・イベントの現場では多くのセクションと同時間帯で作業するため、短時間での設備の搬入・設営・撤去が求められ、多数の人員投下に頼らざるを得ず省力化が課題だった。

やったこと

当社の要求機能を満たすスクリーンマネジメントシステムを調査した結果、BARCO社製のスクリーンマネジメントシステムと同社スモールコントローラーの組み合わせが最適と判断して導入した。映像入出力は16系統で、SD/HD/3G/6G SDI、DisplayPort、HDMIなどの映像信号規格に対応し、8レイヤーを動かせ複数台使用により8Kにも対応可能である。映像出力時の遅延がなく、フリーレイアウト・マルチレイヤー処理により特殊効果のバリエーションが豊富である。複数プロジェクターによるシームレスなマルチ映像では投写画面の継ぎ目を違和感なく重ね合わせる機能を持ち、可搬性に優れモジュラー式の筐体で拡張性もある。導入前に実機検証を行って4K対応などの要求機能を確認し、販売会社から機材レクチャーを受けて設置から素材取り込み、様々な送出パターンまで実施した。

  • その他BARCO社製スクリーンマネジメントシステムBARCO社製スモールコントローラー

事業の効果

  • 設備の導入前と導入後でいずれも50%以上の削減を実現した

4K対応の設備導入により、4K規格を含む要求機能を実現でき、これまで同業他社からのレンタルに依存していた機材をオペレートの内製化で賄えるようになった。これにより、他社の在庫不足に影響を受けない受注体制が確立された。装置台数、設営・調整の所要時間、オペレーター人数はいずれも50%以上削減され、コンサート・イベントの設備の搬入・設営・撤去が期待以上に省力化された。人材と技術の蓄積は、顧客ニーズへの対応力を高め、会社の発展にもつながると考えている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.9 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性4K関連案件が顕著に増加する市況に対し、従来は同業他社のレンタルに依存していたという自社の弱みを踏まえた内容になっている。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け神戸コレクションなどの舞台イベントを顧客とし、4K対応や多様な映像処理機能を選ばれる理由として具体的に整理している。

伸びしろがあった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標設備の台数や設営時間などを50%以上削減したと書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    4K案件の増加に対し、LED設備の陳腐化を課題として認識し、人材・技術の社内蓄積を目的に導入した経緯が書かれている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    4K関連案件が顕著に増加する市況に対し、従来は同業他社のレンタルに依存していたという自社の弱みを踏まえた内容になっている。

  • 課題の認識と解決3

    4K非対応という課題を明示し、設備導入と内製化で受注体制を確立したと記載しているが、成長目標は示されていない。

事業の実現可能性3.0
  • 付加価値・賃上げの目標2

    設備の台数や設営時間などを50%以上削減したと書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制3

    販売会社による機材レクチャーと実機取扱いの体得により、オペレーターの育成体制が整えられたことが書かれている。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    神戸コレクションなどの舞台イベントを顧客とし、4K対応や多様な映像処理機能を選ばれる理由として具体的に整理している。

  • 事業化までの道筋3

    導入前に実機検証を行い、機材レクチャーや送出パターンの実施まで手順は示されているが、スケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性2.0
  • 新しさ・高付加価値2

    4K対応による高度化を目指すとあるが、分野の普及度や高水準の価格設定に関する記述はわずかである。

公的補助の必要性2.7
  • 波及効果・雇用2

    業界の技術動向に触れているが、雇用創出や波及効果など国が補助する積極的理由はわずかにうかがえる程度である。

  • 費用対効果3

    設備導入後に設営工程の省力化を50%以上実現したとあるが、補助金額に対する費用対効果は示されていない。

  • イノベーションへの貢献3

    4K・8K対応や複数台での拡張性など先端的な映像技術の活用は書かれているが、サプライチェーンへの貢献は述べられていない。

政策面2.5
  • 成長分野への進出3

    3D映像、プロジェクションマッピング、4K・8Kなど映像分野の成長技術への対応が示されているが、構造転換への言及はない。

  • 地域経済への波及2

    神戸での舞台イベントに関わるが、地域の特性を活かした付加価値や地域経済への波及は書かれていない。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。