ものづくり補助金平成25年度製造業兵庫県

創業以来326年、但馬杜氏の伝統の技が継承されている。

此の友酒造 株式会社

この事例のポイント

  • 吟醸酒の製造では原料処理に手間がかかり、洗米を少量ずつ多数回に分けて処理する必要があった。
  • 洗米タンクとリフトを導入し、一度に大量の洗米ができるようにした。
  • 洗米タンクとリフトの導入により、小人数でも吟醸酒の原料処理ができるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名此の友酒造 株式会社
所在地兵庫県 朝来市
業種飲料・たばこ・飼料製造業
技術分野バイオ,製造環境
従業員数8人
資本金1,000万円
設立1690年

事業の背景

かつては隣近所の人が晩酌で地酒を飲むのが普通と考えられていたが、現在は晩酌に紙パックなどの大手メーカーの酒を飲み、いざというときに地酒を用意することが一般的になっている。日本酒を好む女性や外国人も増えており、消費者の変化への対応が必要になっていた。同社は創業以来326年の歴史があり、但馬杜氏の伝統の技を継承している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力吟醸酒の製造では原料処理に手間がかかり、洗米を少量ずつ多数回に分けて処理する必要があった。
  • 集客・繁閑晩酌には大手メーカーの紙パック酒などを飲み、いざというときに地酒を用意することが一般的になり、消費者の変化に対応する必要があった。
  • 生産能力夏季は日本酒を製造できず、通年で醸造することができなかった。

やったこと

洗米タンクとリフトを導入し、一度に大量の洗米ができるようにした。これにより、少人数でも吟醸酒の原料処理が可能になった。もろみ搾り機も導入した。雇用が安定したことで通年醸造が可能となり、夏季でも日本酒を製造できるようになった。これにより少ロットの日本酒を消費者のニーズに合わせて作れるようになり、味の好みやアルコール度数、瓶やラベルのデザインまで注文者に合わせたPB商品を製造できる体制を整えた。

加工機洗米タンク
その他リフト
加工機もろみ搾り機

新しい製品・サービス:注文者に合わせた少ロットのPB商品(味の好み、アルコール度数、瓶やラベルのデザインまで対応)

事業の効果

洗米タンクとリフトの導入により、小人数でも吟醸酒の原料処理ができるようになった。吟醸酒の製造は取組前と比べて10%増加した。雇用が安定し、通年醸造が可能になったことで、夏季にも日本酒を製造できるようになった。少ロットでの注文者に合わせた商品づくりにも対応できるようになった。

今後の展望

少ロットのPB商品を飲食店や小売店に提案していく考えである。酒米生産農家とのコラボ商品開発も行っており、ワイングラスに合う吟醸酒の海外展開も模索している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。