ものづくり補助金平成25年度製造業和歌山県

測定計測装置の高能力化による新規受注拡大事業

有限会社ハヤシ精機

この事例のポイント

  • 製品の精度を客観的な数値で示せず、商談会で展示品への関心は得られても見積依頼や受注につながらなかった。
  • 補助事業でマニュアル画像測定機を導入し、製品の寸法を高精度に測定できるようにした。
  • 画像測定機の導入により製品の精度を数値で説明できるようになり、見積依頼などの引き合いが増えた。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社ハヤシ精機
所在地和歌山県 和歌山市
業種生産用機械器具製造業
技術分野測定計測
従業員数9人
資本金1,000万円
設立1952年

事業の背景

1952年創業の機械加工・精密部品メーカーで、創業当初は三菱重工業や石川島播磨重工業、川崎重工業など大手の航空機関連部品を手掛けていた。80年代に先代が代表を退いてからは県内の機械部品製造へ事業を移してきた。現在はインクジェットプリンターと半導体搬送機の部品製造がコア事業で、年間売上の大半を占めている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 販路・情報発信製品の精度を客観的な数値で示せず、商談会で展示品への関心は得られても見積依頼や受注につながらなかった。
  • 品質・精度手動のノギスやマイクロメーターによる測定では測定者によって結果に微妙な誤差が出て、測定時間もかかっていた。

やったこと

補助事業でマニュアル画像測定機を導入し、製品の寸法を高精度に測定できるようにした。曲面の測定も可能になり、非接触測定のため納品物に傷をつける心配もない。測定結果を数値で示せるようになったことで、設計図に1000分の1mm単位まで寸法を記載できるようになった。

事業の効果

画像測定機の導入により製品の精度を数値で説明できるようになり、見積依頼などの引き合いが増えた。導入直後の商談で早速新規受注を得たほか、これまで問い合わせの少なかったホームページ経由の問い合わせも増えている。既存の得意先からは寸法の信頼度が高まったと評価され、測定時の従業員の負担も軽減されて生産効率の向上にも寄与している。

今後の展望

新規の受注に対応するため8台目となる3軸制御マシニングセンタを導入予定で、さらなる生産能力の向上を目指す。今後は農薬検出機など、これまで取引のなかった業界からの受注獲得を進める方針である。ロットの大きい部品より小から中ロットの受注を積極的に獲得していく意向である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。