CAD/CAMによる高耐久性ジルコニア義歯の開発および新素材補綴物への適用
ジルコニアは金属以上の強度を持つが加工には切削加工が必要なため、CAD/CAM設備(計測設計加工)を導入して課題解決に取り組んだ。
有限会社スリー・エフ・シー・デンタルラボ
成果CAD/CAM冠の製造本数は332本となり、前年同期比約11倍となった。
| 事業者名 | 有限会社スリー・エフ・シー・デンタルラボ |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 和歌山市 |
| 業種 | 医療業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 4人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1992年 |
1992年設立の義歯や補綴物の製造会社で、代表は歯科技工士として30年以上の業界経験を持つ。近年はCAD/CAM冠の製造が売上の半分を占め、納入先は和歌山県内の歯科医院が多く、一部は同業者から加工業務を請け負っている。2014年4月からCAD/CAM冠が保険適用となったことで需要増加が見込まれていた。
抱えていた課題
やったこと
歯科用CAD/CAMシステムを導入し、テストを行った後、2014年12月から受注体制を整えて製造を開始した。補助金によって資金負担を軽減したかたちでの導入である。導入により自社内で一貫生産できるようになり、外注に出す量が減った。
CAD/CAMシステムの導入によりCAD/CAM冠などの製造本数が大きく増え、売上に直結した。自社内一貫生産により外注が減り、懸案だった外注費を抑えられた。製造日数も短縮され短納期に対応できるようになった。手作業からコンピューター化したことで高度な精密仕上げが可能になり、競争力も向上して新たな加工依頼も入るようになった。
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業界経験30年以上や歯科技工士としての実績が書かれ、CAD/CAM導入が同業者に遅れないためと説明されている。経営戦略上の位置付けは具体的に示されていない。
CAD/CAM冠の需要増加や同業者のシステム導入が背景として書かれ、導入後に製造本数が前年同期比約11倍と示されている。
外注による配送日数と外注費負担を課題として認識し、CAD/CAM導入後に製造日数が3~5日短縮されたと書かれている。
毎月合計100本の納品という目標値が示され、既存得意先と新規取引先からの受注を見込んでいると書かれている。
歯科技工士の経験や加工機械の増設計画は書かれるが、補助事業を遂行する人員や事務体制の具体的な記述は薄い。
精度が高く割れにくいCAD/CAM冠の特徴や、手作業時より優れた仕上がりが書かれ、選ばれる理由が示されている。
加工機械を製品ごとに1台ずつ追加する計画や3Dプリンター導入の検討が書かれるが、スケジュールは示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ジルコニア冠は透明感のある素材と説明されるが、高付加価値化や高価格化を示す記述は乏しい。
保険適用による需要増加は触れられるが、地域の雇用創出や波及効果など国が補助する理由は明確に書かれていない。
CAD/CAM導入後に製造本数が前年同期比約11倍、ジルコニア冠が約6倍と、投資に対する売上増の効果が数字で示されている。
CAD/CAMなどのデジタル技術を使うことは書かれるが、サプライチェーンや地域全体へのイノベーション貢献は述べられていない。
公開されている事例からは読み取れません。
和歌山県内の歯科医院が営業基盤と書かれるが、地域特性を活かした成長や雇用牽引の記述は限定的である。
新規取引先の開拓と他技工所とのネットワーク構築を進め、営業を強化する考えである。CADオペレーターとなる歯科技工士の新規雇用・育成も計画している。加工機械を製品ごとに1台ずつ追加購入し、3Dプリンターの導入も視野に入れている。
ジルコニアは金属以上の強度を持つが加工には切削加工が必要なため、CAD/CAM設備(計測設計加工)を導入して課題解決に取り組んだ。
口腔内スキャナとデジタル歯科用CAD/CAMを新たに導入し、人工歯をデジタル技術で製作するプロセスに取り組んだ。
効果:むし歯治療の通院回数 2回→1回
さまざまな形状の義歯を製作し、咀嚼などの生理的運動機能を阻害しないように各種形状の義歯にICタグを挿入する方法を検証した。
効果:大気中で1〜1.2mの読み取りの結果を得た(範囲表記のため下限を記載)