新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社日本ハイパイル
| 事業者名 | 株式会社日本ハイパイル |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 橋本市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 19人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 2011年 |
同社はスライバーニット生地の製造・企画販売を主軸とし、インテリア製品や寝装品をOEMで製造している。販売先は千趣会などの通販会社が多いが、問屋経由でアパレルや手芸向けなど多様な業種へも販路を持つ。アクリルからウール、カシミヤなど幅広い素材を独自ルートで仕入れられることが強みである。
抱えていた課題
やったこと
中国製のジャガードカーペットマシンを購入し、既存設備と組み合わせて多様な製品の提供を目指した。柄のバリエーションを豊富にし、色使いは4色までとして、アクリル、アクリル系、ポリエステル、ナイロン、PP、ウールなど多様な素材を小ロットで対応できるようにした。後工程ではシープ調、プードル調、デザインシャーリング、ポリシャーなど多様な風合いの提案を組み合わせた。機械導入後は使える糸と使えない糸が出るなどの想定外もあったが、既存設備で仕上げ加工を行い製品の試作・開発を進めた。
新しい製品・サービス:既存設備を活かして製造する、新規性の高いスライバーニット製品。縫製面で高級感を出せ、小ロットや短納期にも対応できる。2017年からの販売開始を予定している。
新規性の高いスライバーニットを製造できるようになり、縫製面でより高級感を出せるようになった。小ロット対応も十分可能となり、得意先ブランド柄でのOEM供給体制が構築できた。既存商品と新商品の両方で短納期対応が可能な生産体制を整えたことで、急な注文にも対応できるようになった。通販会社との新たな商談も進んでおり、2017年にはカタログ掲載が予定されている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
設立以来の約50年の業歴とスライバーニット生地の製造・販売という主軸事業が書かれ、一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けを明示する記述は薄い。
通販会社向けの販路や原料仕入・素材開発力が強みとして具体的に書かれ、小ロット・多様な風合いで差別化する方針が読み取れる。
通販向け大型品中心という課題と、小ロット・多様な風合い対応による新規得意先開拓の方向性は書かれるが、成長目標や数値は示されていない。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、新商品のカタログ掲載予定が来年とあるのみで、実現可能性の定量的根拠は乏しい。
従業員19人の規模と既存設備を組み合わせて試作・仕上げを行った経緯は書かれるが、補助事業の遂行体制を詳しく示す記述は少ない。
通販会社からのオリジナル商品需要の増加、色4色までの小ロット対応、多様な風合いの提案など、顧客ニーズと提供価値が具体的に整理されている。
既存設備との組み合わせによる試作の結果や、来年のカタログ掲載予定など時間軸は書かれるが、中長期の課題検証や解決方法は十分に説明されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
スライバーニットは同社にしかできない新規性の高い製品とされるが、一般的な普及度や高価格化の水準を示す記述は限られている。
地域や雇用創出に関する記述はなく、橋本市の所在地以外に国が補助する積極的理由をうかがわせる記述は薄い。
付加価値額の増加や生産性向上の数値は示されておらず、費用対効果を判断できる記述はほぼない。
中国製ジャガードカーペットマシンと既存設備の組み合わせは書かれるが、デジタル技術や新ビジネスモデルの活用は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
橋本市の企業で、多様な素材を仕入れ生地を製造する点は地域の事業と読めるが、地域特性を活かした雇用・成長への貢献は具体的に書かれていない。
保有設備を活かし、通販会社向けのインテリア製品群にスライバーニットをベースとした多様な製品を新たに提供していく方針である。天然繊維の新たな素材探しを進め、ウールやカシミヤ、アルパカ、キャメルの仕入れに注力する。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。