ものづくり補助金平成25年度製造業島根県

設備導入による高付加価値化新商品開発を行い、更なる県内外への販路拡大

吉田酒造株式会社

成果アルコール度数40度前後の焼酎を開発した

この事例のポイント

  • 酒粕は清酒製造の副産物だが、漬物や練り物などへの二次利用が減り、産業廃棄物として有料で処分するしかなくコストが嵩んでいた。
  • マイクロ濾過を利用した減圧蒸留装置を導入し、酒粕を蒸留する際の量や温度、時間を調整して最適な条件を探った。
  • アルコール度数40度前後の焼酎を開発した。清酒独特の芳醇な香りを持つ高品質な焼酎を開発でき、日本酒の風味と味わいを引き継いだ商品となった。

事業者のプロフィール

事業者名吉田酒造株式会社
所在地島根県 安来市
業種飲料・たばこ・飼料製造業
設立1836年

事業の背景

島根県安来市広瀬町で創業189年の造り酒屋で、銘酒「月山」を中心に島根県内外へ販売している。日本酒は製造量が増えている一方で、酒粕の需要は低下していた。酒類の中では焼酎の出荷量が増加傾向にある。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力酒粕は清酒製造の副産物だが、漬物や練り物などへの二次利用が減り、産業廃棄物として有料で処分するしかなくコストが嵩んでいた。
  • 新製品・新技術昔ながらのすくもを使った粕取り焼酎は独特の匂いがあり、現在の市場に受け入れられなかった。

やったこと

マイクロ濾過を利用した減圧蒸留装置を導入し、酒粕を蒸留する際の量や温度、時間を調整して最適な条件を探った。吟醸系の酒粕は高い香り、純米系の酒粕は柔らかい甘みを生むため、これらをブレンドして香りと味わいのバランスを調整した。

新しい製品・サービス:清酒から生まれた高付加価値な粕取り焼酎(アルコール度数40度前後)

事業の効果

  • アルコール度数40度前後の焼酎を開発した

清酒独特の芳醇な香りを持つ高品質な焼酎を開発でき、日本酒の風味と味わいを引き継いだ商品となった。酒粕の二次利用により原価も抑えられ、高付加価値な商品になった。山陰地方では初の導入で、山陰唯一の商品として売り出せる。焼酎は出荷量が増加しており、海外展開の一翼も担うと期待される。

今後の展望

山陰唯一の商品として売り出し、焼酎の需要増加を背景に日本酒ファンも取り込み、海外展開にも繋げたい。

事業者の声

近年、長く低迷していた日本酒にも注目が集まり製造量も増えている一方で酒粕の需要は低下しており粕の処理に苦慮致しておりました。今回、本事業にてご支援を頂き高品質の粕取焼酎を開発出来、アルコールメーカーとして最も良い形で粕の利用が叶いました事、またそれらを通して法人としての新たな成長を見込めます事大変嬉しく思っております。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。