ものづくり補助金平成25年度製造業岡山県

印刷工程の合理化と作業の軽減を実現

株式会社ファビオ

成果10,000枚の紙積み時間 30分→10分

この事例のポイント

  • 印刷工程の見直しが必要で、低価格・短納期に対応できる生産体制を築くことが欠かせなかった。
  • 印刷機の台に紙を積み直す紙積み作業を機械化するため、高機能紙積み機を導入した。
  • 10,000枚の紙積み時間 30分→10分。紙積みの精度が向上し、不揃いによる機械の停止や不良品がなくなった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ファビオ
所在地岡山県 岡山市
業種印刷・同関連業
技術分野機械制御,製造環境
従業員数40人
資本金1,000万円
設立1988年

事業の背景

昭和40年に製版会社として創業し、製版業の衰退に伴い10年前から印刷業に転向した。パンフレットやチラシ、カタログなどの商業印刷物を手がけ、デザインから製本まで社内で完結するワンストップのサービスを提供している。紙からインターネットへの情報伝達の変化で印刷業界の市場は縮小傾向にあり、10年後に生き残った印刷会社は1社当たりの売上が増加する見込みとされている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力印刷工程の見直しが必要で、低価格・短納期に対応できる生産体制を築くことが欠かせなかった。
  • 人手・技能10,000枚の紙積みに人手で約30分かかり、全印刷作業時間の25%を占めていた。
  • 品質・精度紙さばきの不具合や不揃いが原因で機械の停止や不良品が発生し、生産性低下とコスト増を招いていた。
  • 人手・技能1包15〜30kgの紙を1日に何度も積み直す重労働のため、オペレーターが長続きせず離職する問題があった。

やったこと

印刷機の台に紙を積み直す紙積み作業を機械化するため、高機能紙積み機を導入した。機械は10,000枚の紙積みを約10分で行い、手作業の約30分に比べて大幅な短縮が可能になった。高精度な紙揃え機能により機械の停止や損紙を低減し、紙をスライドさせて台に載せる方式のため作業負荷も軽くなった。平成26年10月に機械を発注し、翌27年3月から稼働を始めた。

事業の効果

  • 10,000枚の紙積み時間 30分→10分
  • 1日の生産体制時間 24時間→16時間

紙積みの精度が向上し、不揃いによる機械の停止や不良品がなくなった。オペレーターは重労働から解放され、紙積みと並行して他の仕事もできるようになった。生産体制は24時間から16時間に短縮され、作業時間の短縮と生産性の向上が図られた。紙積み作業は女性や高齢者でも可能になり、これまで離職者も出ていない。

今後の展望

機械化で生まれたメリットを生かし、今後は女性オペレーター採用などの人材活用や営業での新規開拓に力を入れる方針である。

事業者の声

当社では「水なし印刷」等による印刷物の高品質化を先行し、次に印刷工程の見直しに着手しました。

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。