回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社藤崎商会
成果生産量(日産) 480本/日→600本/日
| 事業者名 | 株式会社藤崎商会 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県 広島市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1973年 |
スリップバーは2020年の東京オリンピックや東日本復興などの道路整備、空港拡張、護岸等の工事増加により、今後1.6倍から1.8倍の需要増が確実に見込まれている。建設現場の人材不足で現場加工ではなく工場生産の要請が高まり、生産力を持つ同社に追い風が吹いている。
抱えていた課題
やったこと
ネジ付スリップバーの製作工程のうち、ナット組付(④工程)と溶接(⑤工程)の2工程にロボットを導入して自動化した。④工程では、搬送ロボットがナットとネジ切り済みのバーを締め付けステーションに運び、ロボットがナットを回転機に挟んでバーに挿入し締め付けを行う。⑤工程では、溶接ステーション内の溶接ロボットが組付け箇所を溶接し、搬送ロボットが次工程の製品ストッカーに整列させる。
| ロボット | 締め付けステーション(ナット組付用ロボット) |
|---|---|
| ロボット | 溶接ステーション(溶接ロボット) |
| ロボット | 搬送ロボット |
自動化により生産量が1日480本から600本、月産11,520本から14,400本に増加した。手作業で2人を要していた工程が0.5人で済むようになり、省人化が進んだ。手作業の排除と溶接光等からの解放により、作業者の労働安全衛生も改善された。生産システムには余力があり、将来的には月産18,000本を目指している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
事例はネジ付スリップバーの製作で、需要増への対応と省力化を目的とした設備投資と読める。過去の取組との一貫性までは書かれていない。
1.6〜1.8倍の需要増見込み、建設現場の人材不足で工場生産の要請が高まっている点、生産力を持つ強みに触れている。
手作業2人役の「ナット組付」「溶接」を0.5人にする課題認識と、月産11,520本から14,400本への拡大目標が示されている。
月産11,520本から14,400本、1日480本から600本、作業員2名から0.5名と数値目標があり、最終的に月産18,000本を目指すとある。
事業の遂行体制として人材や事務処理能力の確保についての記述はあるが、具体的な体制や人員配置は示されていない。
低価格化、良品質、短納期という市場要請と、コンクリート舗装工事向け目地金物という顧客ターゲットが具体的に書かれている。
ロボットによる工程の流れや今後の市場展望は記述されているが、スケジュールや課題解決の具体的な方法は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
コンクリート舗装の目地金物という分野の普及度や高付加価値化について、わずかに示唆がある程度にとどまる。
空港整備や東日本大震災の復興など公共工事の需要増と、建設現場の人材不足への対応という社会的な必要性が示されている。
生産量拡大や作業員削減の効果は数値で示されるが、補助金投入額に対する費用対効果は書かれていない。
ロボットによる工程自動化は読み取れるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献については具体的な記述がない。
建設・土木分野の需要増への対応は書かれているが、日本経済の構造転換に資する点は明示されていない。
広島の企業であり、地域未来牽引企業に認定されたことや地域産業への貢献が記載されている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
空港整備のコンクリート舗装関連市場、東日本大震災の復興・整備関連市場、長期的な施工品質向上に伴うコンクリート舗装工事が見込まれる。大手ゼネコンへの販路拡大も進める。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった