ものづくり補助金平成25年度製造業山口県

キノコ菌床培養室の増設・改良と周年栽培機能付き培養室の開発

株式会社サンアロー

成果4棟の菌床培養装置によって、1年間に6万床以上の菌床を増産することが可能となった。

この事例のポイント

  • 良質な菌床を生産者へ安定して供給するには菌床の増産が必要で、増産は差し迫った課題となっていた。
  • 冷蔵コンテナを改造した菌床培養装置を4棟新たに導入し、早期に稼働を開始できるようにした。
  • 4棟の菌床培養装置によって、1年間に6万床以上の菌床を増産することが可能となった。4棟の菌床培養装置の導入により、1年間の菌床培養能力は目標の6万床を達成した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社サンアロー
所在地山口県 宇部市
業種その他の製造業
従業員数10人
資本金500万円
設立2010年

事業の背景

株式会社サンアローは生きくらげ栽培のパイオニアとして、菌床の提供から栽培指導、販売支援、買い取り保証までを一貫して行っている。生産者の多くは異業種からの新規参入で、支援の実績により生産者は増え続けた。事業開始から3年で、同社が施設を提供する先は西日本を中心に100を超えた。きくらげの需要は伸び続けており、菌床は不足していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力良質な菌床を生産者へ安定して供給するには菌床の増産が必要で、増産は差し迫った課題となっていた。
  • 人手・技能菌床培養は温度や湿度、二酸化炭素濃度などを目視や臭いといった五感に頼る部分が多く、培養ノウハウを数値で管理できていなかった。

やったこと

冷蔵コンテナを改造した菌床培養装置を4棟新たに導入し、早期に稼働を開始できるようにした。装置内では換気を制御して二酸化炭素濃度を適切に調整し、培養に最適な温度と湿度を均質に維持した。菌床の成長にバラツキが出やすいという課題に対しては、これまでに培ったノウハウを総動員して均一な育成を目指した。培養条件の最適化と多くの改善を重ね、試作を通して培養室での高い生産性を確認した。

  • その他菌床培養装置(冷蔵コンテナ改造)4棟

新しい製品・サービス:周年栽培機能付きの栽培室

事業の効果

  • 4棟の菌床培養装置によって、1年間に6万床以上の菌床を増産することが可能となった。

4棟の菌床培養装置の導入により、1年間の菌床培養能力は目標の6万床を達成した。増産によって生産者へ良質な菌床を安定して供給できるようになった。今後は栽培開始の時期をずらすことで、収穫までの作業量の繁閑が平均化されると期待される。

今後の展望

菌床培養装置での各種データを解析し、培養ノウハウを「データで見える化」することを目指している。安定した菌床により高品質なきくらげ栽培を広げ、医療用などの新たな機能性付加も目標としている。構築した栽培インフラと生産者ネットワークを活かし、新たな価値の創造を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。