ものづくり補助金平成25年度製造業熊本県

未利用熱エコハイブリット乾燥装置導入による省資源型培土製造システムの実現

株式会社城南興産

成果燃料費 100%→60%

この事例のポイント

  • 原油価格が高騰しており、いかに効率的に生産して燃料費を圧縮するかが課題となっていた。
  • 従来別々だったプラントをひとつに統合し、燻炭を製造する際に生じる廃熱を培土製造プラントに送って、その熱で土の乾燥などを行う未利用熱エコハイブリット乾燥装置を考案した。
  • 燃料費 100%→60%。燃料費は以前の6~8割程度に削減でき、商品の価格競争力が強化された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社城南興産
所在地熊本県 熊本市
業種その他の製造業
技術分野材料製造プロセス
従業員数8人
資本金1,000万円
設立2005年

事業の背景

当社は水稲用粒状育苗培土と燻炭の製造を行い、九州一円と一部近畿地方の農家向けに販売している。培土は苗床として使われる山土を各種の土とブレンドして乾燥させ粒状に加工した製品で、燻炭はもみ殻を炭にした製品である。それぞれのプラントで燃料が必要だった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力原油価格が高騰しており、いかに効率的に生産して燃料費を圧縮するかが課題となっていた。
  • コスト・採算製造の際に黒煙が出るため、近隣住民への配慮も課題となっていた。

やったこと

従来別々だったプラントをひとつに統合し、燻炭を製造する際に生じる廃熱を培土製造プラントに送って、その熱で土の乾燥などを行う未利用熱エコハイブリット乾燥装置を考案した。ものづくり補助金を活用して新たな製造プラントを導入した。まず新プラントで培土と燻炭が正常に製造できることを確認し、次に設備や機器の操作指導を実施して生産プロセスの稼働に関する基礎的な知識を修得した。排熱を培土製造プラントに送る際の温度調整は天候、気候、原料の状態、時間などの条件によって難しく、実地操業を繰り返して得られたデータをもとにノウハウを蓄積し、スタッフ間の情報共有や習熟を進めた。

  • 加工機未利用熱エコハイブリット乾燥装置培土・燻炭製造プラント

事業の効果

  • 燃料費 100%→60%

燃料費は以前の6~8割程度に削減でき、商品の価格競争力が強化された。製造時に発生していた黒煙もほぼ出なくなり、省資源で環境に優しい持続可能な培土製造システムの体制が確立できた。生産能力は維持しながら、安定した品質での製造が可能になった。導入から約2年を経て作業効率が向上し、排煙による苦情もほとんどなくなった。

今後の展望

水稲用粒状育苗培土の市場は減少傾向と予想されるが、水稲用に特化した培土メーカーとして継続性を持ち、品質面や価格面の差別化を進めながら少しずつ販路を広げたいとしている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。