ものづくり補助金平成26年度漁業兵庫県

淡路島4年とらふぐ開発に向けた電動ふぐ皮すき機導入による高品質商品の開発と販路拡大

若男水産株式会社

この事例のポイント

  • 価格競争に陥らないよう、養殖とらふぐの高付加価値商品を開発する必要があった。
  • 「淡路島3年とらふぐ」をさらに1年育成した「4年とらふぐ」(約2kg、3年ものは約1.5kg)を開発し、平成26年10月に取引先の料理店へサンプル出荷した。
  • 大型サイズの加工が可能な皮すき機と生簀の導入により、4年とらふぐを量産できる体制を整えることを目指している。

事業者のプロフィール

事業者名若男水産株式会社
所在地兵庫県 南あわじ市
業種水産養殖業
従業員数3人
資本金100万円
設立1991年

事業の背景

平成10年頃から全国的に養殖とらふぐの生産量が増え、輸入品の影響もあって平成26年には中央卸売市場で史上最安値を付けるなど、養殖とらふぐの値段は暴落傾向にある。各養殖業者は付加価値をつけて価格競争を避けようとしている。当社の主力商品「淡路島3年とらふぐ」は市場で高い評価を得ている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術価格競争に陥らないよう、養殖とらふぐの高付加価値商品を開発する必要があった。
  • 生産能力現有の皮すき機では約2kgの4年とらふぐを加工できず、量産化には現有設備では不十分だった。
  • 販路・情報発信主力販売チャネルであるインターネット販売を強化し、新商品の知名度と顧客からの信頼を高める必要があった。

やったこと

「淡路島3年とらふぐ」をさらに1年育成した「4年とらふぐ」(約2kg、3年ものは約1.5kg)を開発し、平成26年10月に取引先の料理店へサンプル出荷した。量産化に必要な設備として、大型サイズの加工が可能な電動ふぐ皮すき機と生簀を導入した。また、チラシ作成や転換率アップ支援ツールを活用してインターネット販売を強化し、新ブランド「淡路島3年とらふぐ極(きわみ)」の周知と販売強化を図った。

新しい製品・サービス:4年とらふぐ(ブランド名:淡路島3年とらふぐ極(きわみ))

事業の効果

大型サイズの加工が可能な皮すき機と生簀の導入により、4年とらふぐを量産できる体制を整えることを目指している。サンプル出荷では高い評価を得ており、飲食店やホテルなど他社との差別化を図りたい業者や常連客への販売を見込んでいる。インターネット販売の強化により、新ブランドの知名度向上と顧客からの信頼獲得を目指している。

今後の展望

今後は致死率の抑制や死亡時期の見極めによって廃棄率を抑え、生産性を上げることが重要だと考えている。将来はふぐ皮に含まれるコラーゲンを生かし、健康食品や化粧品分野への展開を検討している。また、ふぐに次ぐ新商品としてサクラマスを地元の特産にする活動を進めている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。