ものづくり補助金平成25年度製造業徳島県

製造コスト低減及び増産・新商品への展開を目的とした充填機械導入による各種調味料・ジュース生産体制の確立

光食品株式会社

成果20%以上の増産が見込める

この事例のポイント

  • 現有の充填機では増産や新商品の開発、国内外からの有機商品供給の希望に応えられなかった。
  • 従来機では充填できなかった新容器への充填が可能な新充填機を導入した。
  • 20%以上の増産が見込める。高速充填により20%以上の増産が見込める。

事業者のプロフィール

事業者名光食品株式会社
所在地徳島県 徳島市
業種食料品製造業
技術分野材料製造プロセス,製造環境
従業員数22人
資本金1,920万円
設立1951年

事業の背景

当社は農場と加工場を持ち、88品目に上る有機認定食品を製造販売している。近年は国内外からの問い合わせが増えている。現有の充填機は生産能力が飽和状態で、増産や新商品開発に対応できなかった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力現有の充填機では増産や新商品の開発、国内外からの有機商品供給の希望に応えられなかった。
  • 新製品・新技術新商品の開発ができない状態だった。
  • 人手・技能国内外から有機商品の供給希望が数多く寄せられていたが、現有設備の生産能力が飽和状態だった。

やったこと

従来機では充填できなかった新容器への充填が可能な新充填機を導入した。重量計量方式に変更し、容器のバラつきに影響されず高精度に充填できるようにした。非接触式充填方式を採用し、ペットボトルへの充填を可能にした。充填ノズルを液の種類に応じて交換できる仕様とし、具材入り調味料や分離性ソースも充填できるようにした。分解作業なしで洗浄できるようにし、洗浄時間を従来機の約半分に短縮した。

加工機ガラスビン充填機(充填部)

新しい製品・サービス:具材入り調味料や分離性ソースなどの充填を含む、各種調味料・ジュースの生産体制

事業の効果

  • 20%以上の増産が見込める
  • 洗浄時間が従来機の約半分にまで短縮

高速充填により20%以上の増産が見込める。重量計量方式と非接触充填、UV殺菌、除電・集塵装置などにより品質・安全性・衛生性が向上する。新容器やペットボトルへの充填、具材入り調味料の充填が可能になり、新商品の展開や1日に複数品種の充填ができるようになる。洗浄時間も短縮される。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.8 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性80%
  • これまでの取組との一貫性3

    設立は昭和26年で、有機認定食品を88品目製造してきた経緯が書かれ、充填機導入はその延長として位置づけられている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    国内外からの問い合わせ増と現有機の増産不可が書かれ、有機認定商品を持つ強みを活かす内容と読み取れる。

  • 課題の認識と解決5

    現有充填機で増産や新商品に応えられない課題を示し、高速充填で20%以上の増産が見込めると数字で書かれている。

事業の実現可能性56%
  • 付加価値・賃上げの目標5

    20%以上の増産が見込めると数字が示され、海外売上を10年以内に10〜20%増、国内を3〜10%増とする目標も書かれている。

  • 事業を進める体制2

    社員数22人と記載はあるが、補助事業を遂行する担当体制や事務処理能力についての記述はない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    有機商品への国内外の需要、新容器やペットボトル対応などの顧客ニーズが具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    海外展開の方向性は書かれるが、導入後の具体的なスケジュールや課題の解決方法は記載されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    有機認定食品の分野で、分離性ソースや具材入り調味料など高付加価値品の充填に対応できる点が書かれている。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    地域の雇用創出や波及効果についての言及はなく、有機食品の海外供給が間接的にうかがえる程度である。

  • 費用対効果3

    20%以上の増産見込みと洗浄時間の約半減は読み取れるが、補助金額に対する費用対効果の記載はない。

  • イノベーションへの貢献2

    UV殺菌や非接触充填など技術面の工夫はあるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの言及は薄い。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    徳島市の地域企業であることはうかがえるが、地域の特性を活かした経済成長への寄与は具体的に書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

商談を進めているスウェーデン、オランダ、アメリカ、東南アジア等の企業へ新商品開発や商品提供を実現し、海外売上を10年以内に10〜20%増やす。国内でも3〜10%の売上増を目指す。

  • 目標:海外での売り上げを10年以内に10〜20%増やす
  • 目標:国内では3〜10%の売り上げ増を目指す

業種と困りごとが近い成果事例

大阪府製造業平成25年度

MRI用超電導マグネット監視装置の生産体制強化

制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。

効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。