ものづくり補助金平成25年度製造業福岡県

完全無農薬赤しそを原材料とした低温蒸留法による完全無農薬・高水準自然化粧品の開発・販売

美容薬理株式会社

この事例のポイント

  • 赤しそ原料の無添加化粧品では鮮度を保つことが課題で、手作業のパッケージングは量の微調整に時間がかかり製品の鮮度に影響していた。
  • 充填装置及び真空包装機を導入し、液体の定量充填とパッケージングを機械化した。
  • 充填装置の導入により、液体を速く定量で容器に詰められるようになり、充填工程のボトルネックが解消された。

事業者のプロフィール

事業者名美容薬理株式会社
所在地福岡県 芦屋町
業種化学工業
従業員数28人
資本金1,000万円
設立2001年

事業の背景

美容薬理は相手先ブランド(OEM)生産を主力とし、自然派化粧品を製造・販売しているメーカーである。近年は赤しそ由来の自社製品を「シズージュ」ブランドで展開し、徹底した無添加にこだわって自社で品質を確認している。農商工連携の制度を活用して新製品開発に乗り出したが、充填工程がボトルネックになっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度赤しそ原料の無添加化粧品では鮮度を保つことが課題で、手作業のパッケージングは量の微調整に時間がかかり製品の鮮度に影響していた。
  • 品質・精度防腐剤を使わない製品では液体を容器に詰める充填工程で空気に触れる時間が長くなり、劣化につながっていた。
  • 生産能力充填工程は速く定量を詰める設備が必要で、手作業では対応が難しかった。

やったこと

充填装置及び真空包装機を導入し、液体の定量充填とパッケージングを機械化した。充填装置により量の微調整に時間を取られず、速く定量を詰められるようになった。真空包装機の導入で包装のしわや破れがなくなり、歩留まりが改善した。自動化機械は、あくまで手作りの品質を生かすために使用している。

加工機充填装置
加工機真空包装機

新しい製品・サービス:完全無農薬赤しそを原料とした低温蒸留法による高水準自然化粧品(シズージュシリーズ)

事業の効果

充填装置の導入により、液体を速く定量で容器に詰められるようになり、充填工程のボトルネックが解消された。真空包装機の導入で包装のしわや破れがなくなり、歩留まりが改善した。防腐剤を使わなくても劣化しにくい製品の製造が可能になり、製品の品質が保たれるようになった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    農商工連携の制度利用がきっかけで、赤しその自然派化粧品への事業展開が過去の取組と一貫していることが読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    無農薬赤しそ原料と無添加こだわりが強みとして示され、充填設備で鮮度維持を図る点がうかがえるが、市場動向の分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    鮮度維持の課題を特定し、充填装置と真空包装機の導入で解決を図った経緯が具体的に書かれている。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    農商工連携の制度を活用し、設備投資を重ねて生産体制を固めている段階と書かれているが、人材や事務処理体制の記述は乏しい。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    無農薬赤しそ由来で無添加にこだわる製品の特長と、少量多品種の小ロット生産が示されているが、顧客ターゲットの記述は薄い。

  • 事業化までの道筋3

    農家と連携し原料から製品まで一貫製造する拠点化、ハーブバレー構想など将来像は示されるが、スケジュールは具体的でない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    防腐剤を使わない無添加化粧品の製造という高水準の品質へのこだわりが示されているが、普及度の数値的根拠はない。

公的補助の必要性60%
  • 波及効果・雇用3

    農家との連携、芦屋町での産地化構想、休耕地の活用など地域への波及効果がうかがえるが、雇用数の記載はない。

  • 費用対効果3

    充填装置導入で包装のしわや破れがなくなり歩留まり改善につながったと書かれているが、費用対効果の数値はない。

  • イノベーションへの貢献3

    農業から製造、美容、観光まで一貫した産地にする構想が示されるが、先端デジタル技術の活用は読み取れない。

政策面50%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及4

    特産の赤しそを活かし、芦屋町の休耕地活用や農業・製造・観光の一貫産地化を目指す点が具体的に書かれている。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

本社のある芦屋町を『ハーブバレー』として盛り上げることを目指し、休耕地の大規模な借り受けも進めている。農家と連動して農業から製造、美容、観光まで一貫した産地にしたいと考えている。

事業者の声

ブランドを完成させるためのツール

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。