回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社カスガ水産
成果氷結形成温度帯の通過時間 30分→10分
| 事業者名 | 株式会社カスガ水産 |
|---|---|
| 所在地 | 大分県 津久見市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 23人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1992年 |
株式会社カスガ水産は冷凍マグロの加工・販売を行う。津久見市ではおよそ5年前から大手企業によるマグロ養殖が始まり、同社が仕入れて加工するようになった。以前は保戸島で水揚げされたマグロが津久見の港に上がることはなく、県内流通はまれだった。
抱えていた課題
やったこと
瞬間冷凍機と大型真空包装機を現場に導入した。瞬間冷凍は、真空パック処理を施した上でアルコールのような液体に漬け、液を回流させて冷やしムラをなくす方式である。山椒の実と房を分離する一次加工専用装置を、メーカーと共同で開発して設置した。同市特産の山椒を使い、マグロとのコラボ商品を試作した。
新しい製品・サービス:津久見産山椒醤油漬け本マグロや「津久見産本マグロの山椒塩ポン酢カルパッチョ」などのコラボ商品、および山椒単独のしょうゆやポン酢と混合した調味料。
瞬間冷凍機の導入により、マグロの氷結形成温度帯の通過時間が大幅に短縮され、鮮度を保ったままマイナス50度の倉庫で保存できるようになった。山椒の一次加工専用機の導入で手作業に比べ4〜5倍の作業効率を実現した。マグロの取扱量も年間6トン程度まで増加した。新商品のコラボ商品も開発され、地元食材の普及と津久見産マグロブランドの形成が期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業者が地元津久見と共に発展したい信念を持つこと、マグロ加工・販売が事業の柱であることが書かれ、過去からの一貫性はうかがえる。
津久見産マグロの県内流通が増えたことや、山椒の特産性に触れるが、競争優位の定量的な根拠は示されていない。
瞬間冷凍機の導入で取扱量が年間6トン程度まで増えたこと、分離作業に2-3時間かかる課題を専用機で4-5倍効率化したことが読み取れる。
分離作業の効率が手作業の4-5倍、冷凍時間が30分から1時間から10分程度と数字で示され、付加価値向上の見込みが読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
津久見産マグロのブランド形成と県内流通強化、コラボ商品の試作販売が書かれるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
コラボ商品の試作と販売、県内外への流通体制強化といった今後の方針は書かれているが、スケジュールや課題解決方法は具体性が薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
マグロ養殖が始まって約5年で県内流通が増えたとあるが、高付加価値化の水準を示す記述は限定的である。
地元食材の普及と地元振興への貢献が掲げられ、地域経済への波及の意図は読み取れるが、雇用創出などの数字は示されていない。
年間取扱量が約6トンに増え、作業効率が4-5倍になったと数字で示され、投資効果の方向性が読み取れる。
瞬間冷凍機と専用の一次加工機を導入したが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献はうかがえる程度である。
公開されている事例からは読み取れません。
津久見市の地元食材マグロと山椒を組み合わせた商品開発で、地域の特性を活かし地元振興に貢献する内容が具体的に書かれている。
津久見産マグロブランドの一層の形成を図り、県産本マグロの仕入れ、加工、販売まで県内外への流通体制を強固にしていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。