ものづくり補助金平成25年度製造業長崎県

レンジで簡単に調理できる他社にない手作り感のある焼小籠包の販売

チャイオーン株式会社

成果商品化までの所要日数 3日→1日

この事例のポイント

  • 焼小籠包は電子レンジで調理すると汁がもれ出て魅力が半減するため、レンジ調理の提案をしてこなかった。
  • 包餡する機械を、より精度の高いものに入れ替えた。
  • 商品化までの所要日数 3日→1日。機械導入により商品化までの時間が3日から1日に短縮され、生産性と効率が大きく向上した。

事業者のプロフィール

事業者名チャイオーン株式会社
所在地長崎県 長崎市
業種食料品製造業
従業員数9人
資本金750万円
設立2011年

事業の背景

上海名物のローカルフードである焼小籠包の人気に早くから注目し、専門店を開いた。主力は手作りの焼小籠包で、豚肉には雲仙うまか豚を使い、味の決め手にしている。消費者からは自宅で焼く手間を省きたいという要望が出ていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術焼小籠包は電子レンジで調理すると汁がもれ出て魅力が半減するため、レンジ調理の提案をしてこなかった。
  • コスト・採算消費者からは自宅で焼く手間が面倒、うまく焼けないという声があがっていた。
  • 品質・精度手作業では皮の厚みにばらつきが生じ、皮と餡のバランスも取りにくかった。
  • 生産能力冷凍や包装まで含めた商品化に3日かかり、生産量を増やすことが難しかった。

やったこと

包餡する機械を、より精度の高いものに入れ替えた。これにより皮の厚みのばらつきと皮と餡のバランスの課題が解消され、ロスの発生も軽減された。蒸気で庫内全体を均一に加熱する調理器を導入し、加熱のむらを抑えた。瞬間凍結機を導入して凍結時間のばらつきを解消し、品質の安定を図った。真空包装により冷凍焼けによる食味の低下も軽減した。

  • 加工機包餡機蒸気式調理器瞬間凍結機真空包装機

新しい製品・サービス:レンジで簡単にできる焼小籠包

事業の効果

  • 商品化までの所要日数 3日→1日

機械導入により商品化までの時間が3日から1日に短縮され、生産性と効率が大きく向上した。誰でも同じ味がつくれるようになり、ロスが減って生産量も増えた。レンジ対応の新商品や、従来品の焼き方に応じた売り場別の提案が可能になり、売り上げも上昇した。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性2

    市場ニーズへの対応として電子レンジ対応商品を作る決意が書かれているが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは述べられていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    消費者の「自宅で焼く手間が面倒」「うまく焼けない」という声に触れているが、自社の経営資源や強み・弱みの分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    課題(調理時のスープ流出、焼きムラ)を認識し、機械導入で解決する流れが示されているが、成長につながる事業計画の数値は書かれていない。

事業の実現可能性56%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    3日かかっていた商品化が機械導入後は1日でできるようになったと、具体的な時間短縮が成果として書かれている。付加価値や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    長崎県産の雲仙うまか豚を使い、子どもに安心して食べさせたいという狙いや、レンジ対応で手間を省ける価値が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    今後は工場を拡張し大きな受注に対応したいとあるが、スケジュールや課題の解決方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    上海名物の小籠包を焼小籠包としてレンジ対応させた点は特徴的だが、市場での普及度や高価格化の数値は書かれていない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    長崎県産の雲仙うまか豚を使い地域の食材に結びつけている点はうかがえるが、波及効果や雇用創出の記述はない。

  • 費用対効果3

    3日から1日への短縮とロス減少、売り上げ上昇が書かれているが、補助金額に対する費用対効果の数値はない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    長崎市の地域食材を使い、工場拡張で受注増に備える計画が書かれているが、雇用創出や地域経済への波及の記述は薄い。

今後の展望

今後は工場を拡張し、大きな受注が受けられるよう生産体制を整えたいとしている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。