ものづくり補助金平成25年度製造業宮崎県

製缶製品受注拡大に向けた高品質、低価格、短納期化への取り組み

九州オリンピア工業株式会社

成果ロール加工の自社製造割合が大型特殊物を除き約8割になった。

この事例のポイント

  • ロール加工を県外企業へ外注しており、外注加工費が高い。
  • 高性能ロール機(ベンディングロール機・4本ロール)を導入し、自社工場内でロール加工を行えるようにした。
  • ロール加工の自社製造割合が大型特殊物を除き約8割になった。従来より多種の立体的な構造物の製造が可能になり、機械の高品質化が図られた。

事業者のプロフィール

事業者名九州オリンピア工業株式会社
所在地宮崎県 国富町
業種金属製品製造業
技術分野精密加工

事業の背景

当社は創業以来、バーナを核とした熱機器を製造する燃焼機器メーカーで、温水ボイラや蒸気ボイラ、吸収冷温水機の燃焼装置などを手がけてきた。近年は付加価値向上のため比較的小型の熱風発生炉やごみ焼却炉とバーナのセット受注・生産・販売に力を入れてきた。その後、大型製品の開発要請が増え、鉄板の厚さ9mm、直径3mの炉まで受注するようになった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算ロール加工を県外企業へ外注しており、外注加工費が高い。
  • コスト・採算大型製品は円筒が大きくなり普通輸送が困難で、チャーター便による輸送を余儀なくされ、輸送台数と輸送費が増えている。
  • 納期・工程外注と輸送の負担により納期面でも不利になっている。
  • 生産能力厚さ6mm以上・幅1.2m以上の鉄板をロール加工する機械設備を保有しておらず、大型の熱風発生炉やごみ焼却炉の受注を広げにくい。

やったこと

高性能ロール機(ベンディングロール機・4本ロール)を導入し、自社工場内でロール加工を行えるようにした。従来のロール機では必要だった端曲げ加工を省くため、今まで加工できなかった厚さ6mm以上、幅1500mmまでの鉄板の曲げ加工を試験運転と試作を重ねて効果を測定した。重量300kgを超える鉄板をクレーンで吊り上げてロール機にセットする工程も含めて検証した。

  • 加工機高性能ロール機ベンディングロール機・4本ロール

新しい製品・サービス:大型の熱風発生炉やごみ焼却炉の円筒ロール加工

事業の効果

  • ロール加工の自社製造割合が大型特殊物を除き約8割になった。

従来より多種の立体的な構造物の製造が可能になり、機械の高品質化が図られた。ロール加工の前工程である端曲げ加工が不要になり、製造工程が一工程で済むようになったため、コストと納期の両面で大きな改善効果が認められた。これにより積極的な受注活動につなげられた。また、ロール加工の大部分を自社で行えるようになり、外注加工費と輸送費の削減も図れた。

今後の展望

今後はロール加工の特性を活かし、様々な装置で利用されるエアタンクやガスボンベなどの圧力容器の製造にも事業領域を広げ、新たな受注獲得と販路拡大を図る計画である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。