回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社富士食品
| 事業者名 | 株式会社富士食品 |
|---|---|
| 所在地 | 宮崎県 宮崎市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
当社は造形にこだわった伝統的な和菓子を、低コスト・短期間で生産ラインに乗せられる技術を用い、国内の業務用食品市場向けに長年販売してきた。主な納入先は仕出し・弁当ルートだった。ある地方の業者からご当地キャラクターの製品化依頼を受けて開発・販売したところ大きな反響があり、国内を代表する大手テーマパークからも受注することができた。
抱えていた課題
やったこと
既存の和菓子製造を株式会社富士製菓に集約して分社化し、既存設備を2工場に分けるため新たに必要な機器をリスト化した。最優先で成形の前処理機械(生地とあんこを計量し団子状にする機械)を複数台導入した。付随する設備は最小限の初期投資にとどめ、既存設備を最大限活用した。製品の急速冷凍と最終梱包までが他ラインと競合しないよう、製造時のシミュレーションを含めて吟味した。新工場を建設し、2015年秋にキャラクターのOEM専用工場をオープンした。
新しい製品・サービス:キャラクター和菓子
新工場と合理化したラインの稼働により、従来の単一工場の受注限界から大きく製造能力が向上し、操業強化に至っている。新工場の竣工と包装機導入から約1年の間に、大型製品を5品発売し、大規模テーマパークから1品、大手スーパー・コンビニからキャンペーン品を含む4品を受注した。生産数量は100万個を超え、次の製品を開発中で年間の製造数量は300万個を超える見通しである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の業務用和菓子の成形技術を基に、キャラクター製品へ展開した経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けを示す記述は具体性が薄い。
大手テーマパークから受注し、生産数量100万個超、年間300万個超の見通しと、外部市場と自社技術の強みが具体的に書かれている。
設備のバッティングで増産できない課題を認識し、ライン2本化で能力を約5億相当に拡大するなど、課題解決の方向が具体的に示されている。
年間製造数量300万個超の見通しは示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、目標値の設定は読み取れない。
2工場への分社化や開発体制の強化・増員に触れるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的記述は少ない。
ご当地キャラの製品化依頼や大手テーマパークからの受注など、顧客ニーズの裏付けと選ばれる理由が具体的に書かれている。
新工場竣工から約1年の実績と今後の開発計画は示されるが、中長期の検証やスケジュールの詳細は具体性が薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
キャラクター和菓子の市場で大型製品5品発売、大規模テーマパーク受注など、同分野で高付加価値化を図る取組が具体的に読み取れる。
地元の食材活用や地域のご当地キャラ製品化にわずかに触れるが、波及効果や雇用創出の数値は示されていない。
最少の初期投資で既存設備を最大限活用したとあるが、投資額に対する付加価値や生産性の数値は書かれていない。
製造ラインのシミュレーションや技術革新への対応に触れるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
宮崎の地元食材を使った新機軸のアイテムに触れ、地域の特性を活かす方向性は読み取れるが、雇用や地域成長の数値は薄い。
2工場それぞれがターゲットとする市場を区分しつつ、開発は共同で進めてシナジー効果を高める。富士食品はキャラクター市場へ、富士製菓は伝統的な和菓子を国内外市場へ向かわせる予定である。開発体制の強化・増員とさらなる技術革新を目指し、新たな市場を開拓したいと考えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
当社特注仕様の最新鋭機種である大型マシニングセンターMM2000を導入した。
効果:試作品の加工時間 320分→260分