部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
有限会社 千葉恵製菓
成果冷凍時間 14時間→4時間
| 事業者名 | 有限会社 千葉恵製菓 |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 一関市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 103人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1962年 |
当社は昭和37年に一関市で和菓子の製造卸売を始め、主力商品は大福餅、団子、饅頭、ドーナツ等の和菓子である。製造する商品は数百種類に達し、四季折々の行事と深く結びついているため受注の増減が激しく、売上額にも大きな変動があった。平成21年に開発した「かりんとうまんじゅう」が収益確保の中心となり、看板商品になったが、東日本大震災の復興特需の落ち込みや平泉の世界遺産登録後の観光客の沈静化、原材料費の高騰により利益の確保が困難になっていた。
抱えていた課題
やったこと
急速冷凍庫(ラック式ショックフリーザー)を導入し、従来の冷凍庫では14〜16時間程度を要していた生まんじゅうの冷凍を4時間で行えるようにした。急速冷凍庫は既存の冷凍庫とほぼ同じ大きさ・容量であるが、冷凍能力は3倍以上となり、卸和菓子との同時使用も可能になった。ブラシレス粉付け機を導入し、取り粉を自動回収して再利用する構造とした。この機械により「かりんとうまんじゅう」の取り粉を約40%削減し、集塵しきれない取り粉の手作業による掃除もなくなった。両機械は製造ラインに組み込まれている。
| 加工機 | ブラシレス粉付け機 |
|---|---|
| 加工機 | 急速冷凍庫(ラック式ショックフリーザー) |
新しい製品・サービス:地元産のもち米と自然薯を使用した「かりんとうまんじゅう」のひとつとして「奥の平泉 藤原八百年」や、釜石市のお土産品としてラグビーボール型の「胡桃入りかりんとうまんじゅう」を開発した。
ブラシレス粉付け機により取り粉の使用量が約40%減り、大幅なコスト削減を実現した。急速冷凍庫により冷凍能力が従来の3倍以上となり、外注していた冷凍処理を自社で行えるようになった。従業員の労力と取り粉の掃除作業が減り、工場の環境保全と外注業者へのメンテナンス料の削減にもつながった。削減された労力は商品開発や販促、ケイタリング事業などの新事業に充てられている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
「かりんとうまんじゅう」を平成21年に開発し看板商品とした経緯や、お土産品への生産移行を目指す方針が書かれ、一貫性がうかがえる。
東日本大震災の復興特需の落ち込みや観光客減少に触れるが、競争優位性を示す強み・弱みの分析は書かれていない。
利益率の高い製品の製造経費削減を課題とし、取り粉を約40%削減、冷凍能力3倍と具体的な改善が示されている。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。取り粉削減率や冷凍能力の数字はあるが目標値の記述ではない。
従業員103名の規模は書かれるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力についての記述は見当たらない。
平泉の文化を発信する理念や地元産のもち米・自然薯を使う新商品が示され、選ばれる理由の一部がうかがえる。
ケイタリング事業や商品開発への労力の振り向けは述べられるが、スケジュールや課題解決の方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
和菓子の一般的な普及度に触れず、かりんとうまんじゅうの高価格化の記述もないが、新商品としての位置づけはうかがえる。
地元産食材の活用や従業員の独立支援など地域との関わりが少しうかがえるが、波及効果の具体的な数字は書かれていない。
取り粉を約40%削減し、外注費と冷凍処理時間(14〜16時間を4時間へ)の削減が数字で示され、費用対効果が読み取れる。
急速冷凍庫や自動粉付け機の導入は示されるが、先端的なデジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
平泉の文化を発信する理念や一関市での地元食材の活用が書かれ、地域の特性を活かす取組がうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
削減された労力を商品開発や販促活動、新事業開発などに充て、理念である平泉の文化とともに味を発信する展開に結びつけていく。従業員の独立支援に役立つビジネスモデルの構築も目指す。
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
省エネ型の新型リフロー炉エコリフロー(SNR-840GT Ver.4.0)を2台導入した。
効果:消費電力 20.4kW→13.1kW
最新型のレーザ加工機を導入し、既設のマシニングセンタ群とIoTでリンクさせた。
効果:年間のべ7,000時間以上のリードタイムを短縮することができた。