鈑金塗装設備導入によるトータルカーライフサービス体制の確立

有限会社カーセンター大隅

成果入庫台数 1倍→1.5倍

この事例のポイント

  • 志布志店には鈑金塗装設備がなく、設備のある大隅店へ車を搬送しており、余計な時間とコストがかかっていた。
  • 志布志店に近代的な鈑金塗装工場を新設し、最新の鈑金塗装設備を導入した。
  • 入庫台数 1倍→1.5倍。鈑金塗装設備の導入により、大隅店への搬送や外注に伴うコストが削減され、作業効率が向上した。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社カーセンター大隅
所在地鹿児島県 志布志市
業種自動車整備業
従業員数18人
資本金300万円
設立1993年

事業の背景

当社は曽於市(大隅店)と志布志市(志布志店)で中古自動車販売や自動車整備・修理を行っており、鈑金塗装も手掛けていた。しかし志布志店には鈑金塗装設備がなかった。そのため設備のある大隅店へ搬送する必要があり、時間とコストがかかっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力志布志店には鈑金塗装設備がなく、設備のある大隅店へ車を搬送しており、余計な時間とコストがかかっていた。
  • 生産能力設備が古く作業効率が非常に悪かった。
  • 品質・精度仕上がりの品質にも課題があった。
  • コスト・採算外注に頼る部分が多く、コストがかさんでいた。
  • その他安全面や健康面への影響などの不安要素もあり、作業環境の改善が急務であった。

やったこと

志布志店に近代的な鈑金塗装工場を新設し、最新の鈑金塗装設備を導入した。これにより大隅店への搬送や、それにかかるコスト・外注費用を削減でき、作業を効率よく行える環境が整った。塗装部分にほこりやごみが付きにくくなり、品質も大幅に向上した。中古自動車販売、鈑金塗装、自動車保険など車に関する全てのサービスをワンストップで提供する体制を構築した。

加工機鈑金塗装設備

事業の効果

  • 入庫台数 1倍→1.5倍
  • 売上 1倍→1.5倍

鈑金塗装設備の導入により、大隅店への搬送や外注に伴うコストが削減され、作業効率が向上した。塗装部分のほこりやごみの付着が減り、仕上がりの品質も大幅に上がった。入庫台数と売上は設備導入以前と比べて1.5倍以上に伸び、塗装ブースは予約で埋まる状態になった。車に関する全てのサービスをワンストップで提供できる体制が整った。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.8 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    既存の中古車販売・整備・鈑金塗装を志布志店で拡充し、ワンストップ体制を構築したと書かれているが、経営戦略上の位置づけまでは述べられていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    志布志店に鈑金塗装設備がなく大隅店へ搬送していた課題を示すが、市場動向や競合との優位性への言及は薄い。

  • 課題の認識と解決4

    搬送コスト、外注費、品質課題を具体的に挙げ、設備導入で解決した経緯が示されている。

事業の実現可能性60%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    入庫台数・売上が設備導入以前より1.5倍以上に増加したと数字で示されており、成果の裏付けがある。

  • 事業を進める体制3

    従業員数を増やし技術力向上に努めていると書かれるが、補助事業の遂行体制の詳細は示されていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    塗装ブースは予約で埋まる状態で、工場へ直接相談に来る顧客も多いと具体的なニーズが示されている。

  • 事業化までの道筋3

    ロードサービス拡大の方向性は示されるが、人材や車両確保など課題の解決方法とスケジュールは具体性が薄い。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    鈑金塗装は一般的な業務であり、高付加価値化や高価格化を図る取組としての記載はわずかにうかがえる程度。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用2

    地域で安心・安全なカーライフを支える点が触れられるが、国が補助する積極的理由や波及効果は述べられていない。

  • 費用対効果4

    設備導入後に入庫台数と売上が1.5倍以上に増加し、従業員も増やせたと数字で効果が示されている。

  • イノベーションへの貢献2

    先端的なデジタル技術の活用は記載がなく、ワンストップ体制が地域サービスに資する程度にとどまる。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    志布志市・曽於市の地域で中古車販売から整備までを担い、地域ナンバー1を目指すと書かれている。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

軽補修が中心で収益につながりにくいため、今後はロードサービス事業を拡大し、顧客以外にもサービスの良さを知ってもらう機会を作りたいと考えている。人材や必要車輌の確保などの課題はあるが、同業者からノウハウを学びながら早期のサービス提供を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。