ものづくり補助金平成28年度サービス業(他に分類されないもの)長崎県

新鋭塗装ブース導入による生産性向上及び新規顧客獲得

株式会社ボディーショップ浜村

成果塗装ブース台数 1機→2機

この事例のポイント

  • 国内自動車メーカーの新車がほとんど水性塗料になり、取引先のディーラーから水性塗料への対応を求められることが増えると予想される。
  • 高さと幅を十分に備えた塗装ブースを購入し、最近人気のあるハイルーフ車に対応できるようにした。
  • 塗装ブース台数 1機→2機。塗装ブースが2機に増えたことで、同じ時間で仕上げられる車は2倍になった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ボディーショップ浜村
所在地長崎県 西彼杵郡時津町
業種自動車整備業
従業員数4人
資本金100万円
設立2018年

事業の背景

主な取引先はディーラーで、国内自動車メーカーが製造する新車のほとんどが水性塗料によるものになっている。水性塗料は溶剤塗料よりシンナーを使わず環境への負荷が少ないため、ディーラーから水性塗料での対応を求められることが増えると予想された。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術国内自動車メーカーの新車がほとんど水性塗料になり、取引先のディーラーから水性塗料への対応を求められることが増えると予想される。
  • 生産能力従来の塗装ブースは狭く、車を出し入れしながら作業していたため効率が悪かった。
  • 品質・精度水性塗料は溶剤塗料に比べて乾きにくく、季節や気温、湿度によって乾きムラが出やすい。

やったこと

高さと幅を十分に備えた塗装ブースを購入し、最近人気のあるハイルーフ車に対応できるようにした。水性塗料は乾きにくいため、季節や気温、湿度による乾きムラが少なく高品質な仕上がりを可能にするブースを選んだ。塗装ブースは2機となり、同じ時間で仕上げられる車の台数が2倍になった。

事業の効果

  • 塗装ブース台数 1機→2機
  • 同時間で仕上げられる車の台数 1倍→2倍

塗装ブースが2機に増えたことで、同じ時間で仕上げられる車は2倍になった。ブースが空いている日がないほどフル回転し、生産性とともに売り上げも上がってきたと感じられている。塗装部分にゴミがつきにくくなり品質も向上した。音が静かで臭いもしないため、近所からの苦情も減った。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.5 / 514観点のうち13観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    課題の認識と解決従来ブースが狭く効率が悪いという課題を認識し、2機に増やして同じ時間で2倍の車を仕上げられるようになったと書かれている。
  • 4
    顧客とニーズの裏付けディーラーから水性塗料対応の要望が増えると予想され、ゴミがつきにくく品質向上や静音・無臭が選ばれる理由として挙げられている。

伸びしろがあった観点

  • 1
    イノベーションへの貢献デジタル技術や新しいビジネスモデルの活用に関する記述は見当たらず、設備導入による塗装工程の改善が中心である。
経営戦略との整合性3.0
  • これまでの取組との一貫性2

    水性塗料対応を取引先ディーラーの要望から決めたとあるが、これまでの事業との一貫性や経営戦略上の位置付けは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    ディーラーから水性塗料対応を求められると予想される外部環境は書かれているが、自社の強みや競争優位性の記述は乏しい。

  • 課題の認識と解決4

    従来ブースが狭く効率が悪いという課題を認識し、2機に増やして同じ時間で2倍の車を仕上げられるようになったと書かれている。

事業の実現可能性3.0
  • 付加価値・賃上げの目標3

    車の仕上げ台数が2倍になったとあるが、付加価値や賃上げの目標値は設定されておらず、売上増も数値で示されていない。

  • 事業を進める体制2

    スタッフを増員したと一言触れるのみで、体制や事務処理能力の具体的な記述は見当たらない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    ディーラーから水性塗料対応の要望が増えると予想され、ゴミがつきにくく品質向上や静音・無臭が選ばれる理由として挙げられている。

  • 事業化までの道筋ー

    公開情報では判断できません。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性2.0
  • 新しさ・高付加価値2

    水性塗料への対応を先んじて進める点はうかがえるが、その分野の普及度や高付加価値化の水準を示す記述はない。

公的補助の必要性2.0
  • 波及効果・雇用2

    溶剤塗料より環境負荷が少ない水性塗料への対応が示されるが、地域経済への波及や雇用創出の記述は乏しい。

  • 費用対効果3

    補助金額と付加価値の関係は書かれていないが、作業台数が2倍になったという生産性向上の効果は示されている。

  • イノベーションへの貢献1

    デジタル技術や新しいビジネスモデルの活用に関する記述は見当たらず、設備導入による塗装工程の改善が中心である。

政策面2.0
  • 成長分野への進出2

    水性塗料への移行という業界の変化に対応する事例だが、構造転換や成長分野への進出までは書かれていない。

  • 地域経済への波及2

    近所からの苦情が減ったと地域との関係に触れるが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用拡大の記述はない。

業種と困りごとが近い成果事例

長崎県サービス業(他に分類されないもの)平成25年度

大量廃棄される食品廃棄物、規格外農産物の酵素処理による豚用液状飼料化技術の開発

飼料専門家、養豚農家、排出事業者からなる「長崎県食品リサイクルループ高効率システム構築検討会」を発足し、調理くずと野菜くずを組み合わせて栄…

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。